いすゞ自動車の名車といえば真っ先に「117クーペ」が思い浮かぶが、同社にはまだまだ注目すべきクルマがある。先日の「ノスタルジック2デイズ 2026」(N2d)では、「いすゞスポーツ」のブースでちょっと珍しいクルマに出会うことができた。
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デロリアンに似たいすゞ車?
このクルマ、名前はいすゞ「ピアッツァネロ・ハンドリングbyロータス」という。ベースはジョルジェット・ジウジアーロがデザインした名車「ピアッツァ」の北米向け輸出仕様「インパルス」で、いすゞと提携していた輸入業車「YANASE」が日本市場用として特別仕様にして販売したのが「ピアッツァネロ」だ。
セミリトラクタブルライトを採用したピアッツァとは異なり、ネロ(イタリア語で黒の意)は角形4灯のヘッドライトを採用している、ちょうどその頃、元GM副社長だったデロリアンが製造・販売した「DMC-12デロリアン」と顔や形が似ているのが特徴だった。デロリアンのデザイナーもジウジアーロだったので、当然といえば当然である。
搭載するエンジンは2.0Lの直列4気筒ターボ。ハンドリングbyロータスは英ロータス社がチューニングを実施している。レカロシートやBBS製ホイールなど、当時の人気パーツを装着した豪華版だ。デジタルメーターやサテライトスイッチなども装備しており、憧れの高級車が展示されていたヤナセの店舗内でも、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン同様の“ガイシャ”扱いになっていた。
最近は昔の国産車が世界的に人気で、良質な個体が海外に流出している……という話を耳にするが、「ピアッツァネロ・ハンドリングbyロータス」は北米で「インパルス」として認知されていて、同様の個体が彼の地に存在するため、わざわざ日本からアメリカへ、という話はなさそうというのがブース担当者の話。展示車は希少な5MTの極上車で、価格は398万円だった。
お隣にはダークグリーンのオリジナル最終モデル「ピアッツァ・ハンドリングbyロータス」が置かれていて、こちらは268万円というプライスタグだった。












