ゼネラルモーターズ・ジャパンはシボレー「コルベット」の特別限定車「イエロージャケット エディション」を発売した。黄色と黒のコントラストが鮮やかな日本市場限定モデルで、台数はクーペが15台、コンバーチブルが15台の計30台だ。納車開始は2025年6下旬の予定。
スズメバチの危険な香り?
トランプ関税をめぐるゴタゴタもあって、日本市場におけるアメリカ車の在り方が問われている昨今だが、GMジャパンが爽やかな反撃を繰り出した格好だ。とにかくカッコいい黄色のコルベットを日本限定で投入するというのである。
「イエロージャケット」は北米に生息するスズメバチ科の一種。その名の通り、今回のコルベットは黄色と黒のコントラストが鮮やかだ。この色の組み合わせ、自然界では危険を知らせるものだと聞いたことがあるが、コルベットの限定モデルもどこか危険な香りを漂わせている。
この黄色には「コンペティションイエロー」という名前が付いている。コルベットにとって黄色は特別なカラーで、特に「コンペティションイエロー」は、1990年モデルのコルベット(C4)で初登場して以来、C5以降の歴代レーシングマシンを彩ってきた象徴的なボディカラーだ。
グレードは2種類。「クーペ2LT」が1,575万円、「コンバーチブル3LT」が1,945万円となる。エンジンは6,156ccのV型8気筒を搭載。最高出力は502PS、最大トルクは637Nmだ。2人しか乗れないのでご注意を。ハンドルは右なのでご安心を。