いえらぶGROUPは2月6日、「東京23区における賃貸物件の市場動向」について発表した。2023年12月1日~31日、2024年12月1日~31日、不動産業者間流通プラットフォーム「いえらぶBB」のデータ57.3万件をもとに分析した。
東京23区のシングルタイプ物件では、平成築物件の築6~10年が18.7%を占め、築16~20年(17.4%)が続いた。築11~15年の物件数は少なかった。
シングルタイプ物件では、位置する場所に大きな違いが見られた。築36年以上の昭和築では、渋谷区が14.4%と最も多く、令和築では、新宿区が22.8%と圧倒的に多かった。
カップル・ファミリータイプは令和築が最も多かった。カップルタイプでは、新築(築1年以内)が27.9%で最も多く、ファミリータイプは築2~6年が31.2%。特に築1年以内の物件は全体の25%以上を占めている。
平均賃料の動向を見ると、台東区は昨年比で93.4%と減少したが、港区は123.5%、世田谷区は115.5%と上昇している。それでも多くの入居者が賃料が高めの令和築物件を選択していることがわかった。