日本マイクロソフトは春商戦に向け、Windows 7やMicrosoft Office 2010といった同社商品のプロモーションのための新生活応援キャンペーンを展開する。キャンペーン内容は、Windows 7の購入やムービー閲覧により総額1,000万円以上の商品券や商品、現金が当たるプレゼント、新生活応援パッケージの販売など。子供向けのPC活用を提案するWebサイトもオープンしている。

春商戦に向けての取り組みについては、日本マイクロソフトが開催したメディア向け説明会において、執行役 ホーム&エンターテイメント事業本部 リテールビジネス事業部長の五十嵐章氏および執行役 オフィスプレインストール事業統括本部長の宗像淳氏よりその概要が紹介された。

同社初、コンシューマ製品の連動キャンペーンとして展開

この春のキャンペーンは、「いいこと♪ はじまる マイクロソフトで新生活」という統一ロゴのもと、同社で初めてさまざまなコンシューマー製品の連動キャンペーンとして展開される。その目玉となるのが、総額1,000万円以上のプレゼントが当たる「Windows 7 新生活応援キャンペーン」。このキャンペーンでは、地デジPCの購入で最高10万円の商品券が当たるほか、「プロPC賞」「スレートPC賞」「パッケージ賞」「Office賞」「ブルートラック マウス賞」など、購入した商品ごとに用意された賞として各種家電製品などが当たるというもの。さらに、Webサイトのムービーを閲覧することにより、オープン懸賞として現金100万円が1名にプレゼントされる。期間は3月1日から4月10日まで。詳細は同社Webサイトのキャンペーンページに掲載されている。

今回のキャンペーンの統一ロゴ

「買って当てよう」は商品券10万円分を100名など。「ムービーを見て当てよう」は現金100万円が1名に

また、Windows 7 Professionalの需要の高まりを受けて、Windows 7 Professionalが通常より求めやすい価格になった新生活応援パッケージが数量限定で登場。ただし、このパッケージはソフトバンクBB/ダイワボウ情報システム/シネックスインフォテック経由の流通となるため、一部の販売店では取り扱いがないとのこと。

Xboxについても新生活応援キャンペーンとして、東芝REGZAの32インチテレビが5名にあたるほか、ヤマハ製7.1chサラウンドシステムやバッファローの無線LANルータがプレゼントされるキャンペーンを展開する。こちらも期間は3月1日から4月10日まで。なおKinnectについては、全国の販売店頭で、4月中旬までの週末に店頭体験イベントが実施される。

Windows 7 Professionalの新生活応援パッケージが数量限定で販売される

Xboxのキャンペーンでは東芝「REGZA」があたる

Microsoft Officeについては、「春のテンプレートコレクション」として、新生活を彩るテンプレート150種類の無償提供を1月20日より開始している。このほか、子供向けPC活用提案サイト「Startup Dream」を2月25日よりオープン、新規購入者向け総合サイト「楽しもう! Officeライフ」をスタートするほか、4月には「マイクロソフト Office応援隊」という新たなプロジェクトの展開を予定しているという。

Officeのテンプレートコレクションは1月より公開中

子供向けのPC活用提案サイト「Startup Dream」をオープン

これらの施策とともに、3月4日~27日まで、全国19店舗でOffice 2010とWindows 7/Windows Liveの店頭デモイベントを開催。一部店舗では、3月26日と27日の2日間、スペシャルゲストとしてMicrosoft Officeプロモーション担当の冴子 2010、Windows Liveアドバイザーのマイクロまいこが登場する。参加特典のプレゼントも用意されるという。詳細については同社Webサイトを参照されたい。

店頭デモイベントは、一部店舗に冴子 2010とマイクロまいこが登場

4月からは「マイクロソフト Office応援隊」という新プロジェクトがスタートする

PC全体・Office 2010ともこのところ好調

説明会では春商戦のキャンペーン施策のほか、現在の市場状況や過去の施策なども報告された。PC全体については、Windows 7が2009年10月に発売されて以来、Windows 7への買い換え需要、地デジPCの新規購入により、売上は5四半期連続で前年同期を上回っており、今後も継続的な成長が見込んでいる。Office 2010についても発売以来好調な販売を維持しており、パッケージ販売の市場シェア63%、パッケージ・プレインストール合算でのシェア92%を確保しているという。Xbox関連では、Kinnectが発売されCES 2011でセンサーの1,800万台販売を発表するなど、やはり好調であるとのことだった。

Windows 7の発売以来、市場の中心となるスタンダードPC全体の売上は好調

Office 2010のパッケージ・プレインストール合算でのシェアは92%。なお、このグラフで2010年10月・11月のパソコン出荷台数が前年比で100%をわずかに超えるレベルにとどまっているのは、2009年の同時期にWindows 7が発売されたPC販売台数が大きく伸びたため