4月といえば入学や進学、仕事始めと、1年の中でも大きな節目だ。そんな時期を迎えたのはよいものの、いわゆるニューノーマル時代に対応するためのパソコン探しが大変、という人も多いだろう。実際、1年以上に渡るコロナ禍を経て、一般的なパソコン選びのポイントも大きく変化しているといわれている。
これからの社会を賢く生き抜くための傾向と対策について、弊誌マイナビニュースのワーク&ライフチャンネルの編集長である原雄一氏に解説してもらったので紹介しよう。
「ニューノーマルによるPCの選び方の変化」が明らかに!
原編集長の解説に入る前に、今回行ったマイナビニュース読者アンケートの結果をご紹介しておこう。アンケートのテーマは「ニューノーマルによるPCの選び方の変化」となっており、以下それぞれの設問に答えてもらった形だ。これによると、実際にコロナ禍を体験した社会人が自身のPC選びの考え方に大きな変化を感じていることが分かる。
社会人では約9割の人が何らかの形でパソコンを使って業務をしているようだ。
年度替わりを迎え、パソコンを購入あるいは買い替えを考えている人は全体の約半数となっている。PCの寿命を約3~5年と考えるとかなり多い印象だ。
ほぼ全員が、これまでデザインやサイズ感で選ぶことが多かったパソコン選びのポイントが、大きく変化していることを実感していることが分かる。
では具体的にどういったポイントで選ぶようになったのか、聞いてみた結果が下記だ。
・今まではデザイン重視だったがWebカメラの写りや画面の見やすさなど細かい部分を気にするようになった。(営業関連/男性)
・今までは、テレワークやリモート会議などはなかったので、性能には特にこだわりはなかったが、ある程度の性能がないと業務に支障をきたす恐れがあるので、保険の意味も込めて、高性能のパソコンに買い換えました。(営業関連/男性)
・テレワークを行うにあたり、通信状態を良くするためにインタフェースの良いものや、CPUやメモリなど高スペックなものを選ぶようになった。(IT関連技術職/男性)
・とにかく画面が大きくて持ち運びが楽なのを選ぶようになったと思います。それとWebカメラの性能も重視するようになりました。(その他・専業主婦等/男性)
・どれかに特化した性能よりも、トータルバランスの性能で自分に合うものを考えるようになりました。(販売・サービス関連/男性)
これまでスペックにはあまりこだわらなかった傾向があったが、明らかに性能を重視するようになったのが大きな変化といえる。ここでいう性能はプロセッサーパワーだけでなく、Webカメラの品質や、モバイル性能など多岐にわたっていることも分かった。こうした現実を鑑みながら、原編集長の解説を読んでいただきたい。
▼原雄一編集長 Profile |
Q. 今後もコロナ禍の影響は続くと思いますか?
月並みな回答で恐縮ですが、こういった流れは、より一層加速するのではないでしょうか。
オフィス回帰の流れもある程度はあると思いますが、コロナ収束後もテレワーク・リモートワークを導入する企業は多いと思います。
コワーキングスペースやシェアオフィスなどの施設も充実し、ノマドワークやワーケーションなどの働き方も一般的になるかもしれません。今までになかった働き方も普通に認知されていくと思うので、そういった環境で使うパソコンについても新しい目で見ていく必要はあるでしょうね。
Q. ワーク&ライフチャンネルでもテレワーク情報を多く扱っていますよね。どういった内容の記事がよく読まれていますか?
私たちが情報発信をする際に意識するようにしているのが、テレワークを実践している方の生の声を入れることですね。事例はもちろん、専門家によるノウハウやナレッジ紹介も人気ですし、テレワークに役立つガジェットもみなさん興味を持っているようです。
テレワークに関する記事は、開始当初に想定していたものよりも多くの方に読んでいただいています。みなさん、自宅で使うPCのことや、自宅で働くための環境づくりに興味を持たれているんだなと実感する毎日です。
Q. 2021年度はどんな傾向になると予測していますか?
2020年度は誰もが手探り状態だったと思いますが、今年は2020年度のノウハウやナレッジが反映されるのではないかと思います。例えば、Web会議はだいぶ洗練されてきましたよね。
専用のツールや、高性能なカメラがついたノートPCの貸与など、新入社員や新しく転属してくる人でも働きやすい環境を作ってあげられていますし、慣れた企業だとWeb会議ファシリテーター(進行やサポートをする役)が用意されていて、円滑に会議を進めるなどといった取り組みもされています。双方向性が上がっているので、Web会議自体の品質も高くなっていると思います。
Q. 「パソコン選びのポイントが大きく変わった」というアンケート結果が出ましたが、原さんはどのように捉えていますか?
会社で仕事をする時間と同じだけ在宅でもPCに触れるようになったことから、いろいろと不満が出てくるようになったのだと思います。これまでは家に帰って動画を見るだけといった人は、スペックも画面サイズもそれほどこだわってはいなかったと思います。でも長時間PCに向かってExcelのシートに関数を入れたり、PowerPointで資料を作ったりするにはどうしてもパフォーマンスが不足します。そうなると、スペック的な強さだけでなく、ある程度ディスプレイサイズや解像度も必要になる。
他にも画面が狭いからデュアルディスプレイにしようとしてもHDMIポートがなかったり、プリンターが必要になったけど、タブレットPCでは簡単に接続できなかったりするケースもあると思うので、インタフェースも気にする必要がある。ですから、パソコンそのものの選び方もそうですが、自分が働く環境全体を含めてニーズがより高度化しているのだと思います。
Q. 原編集長の周りでそういったニーズの高まりを感じることはありますか?
ありますよ!一番顕著なのはWebカメラとマイクですよね。ノートPCにはそもそも備わっているものが多いのですが、製品によって画面が荒いものもあれば、音声をうまく拾ってくれないモデルもある。今の時代はある程度大きな商談もWeb会議でおこなわれることもあるのですから、プレゼンしているときの情熱が伝わらなかったり、逆に相手の微妙な表情の変化が読み取れないようでは、せっかくのチャンスを潰してしまいかねません。ですから、カメラやマイクの性能にみなさんこだわるようになったのだと思います。
私の周りを見てもこれまでは、自宅ではスマートフォンやタブレットPCで十分だったという人が多かったですし、社会的にもそんな空気感がありましたよね。手軽な端末に興味があったのが、コロナ禍を経て、プライベートと仕事両方でパソコンに向かう機会が増えており、再びノートPCに注目が集まってきている印象がとても強いです。
原編集長オススメPCはコレだ!
原編集長のお話もだいぶん進んできたところで、ズバリ!これからの時代にオススメのPCをコストパフォーマンスが高いことでも知られるマウスコンピューターの中から選んでもらった。それぞれの製品の特長とともに紹介していこう。
●mouse X4-R5 ¥87,780(税込)
マグネシウム合金ボディの高級感あるデザインとAMDのマルチコアテクノロジーによるハイパフォーマンスを両立していて、このコストはとても評価できます。Webカメラも、しっかりWindows Helloによる顔認証に対応しているのでWeb会議が多い人にもうれしいですよね。軽くてモビリティ性能も高いのでテレワークにぴったりだと思います。ぼくの仕事用途としてはこれで十分ですね!
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | mouse X4-R5 |
ディスプレイ | 14型フルHDノングレア(1,920×1,080) |
CPU | AMD Ryzen 5 4600H |
メモリ | 8GB DDR4-2666 SO-DIMM |
M.2 SSD | 256GB(NVMe対応) |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×3(Type-A/左側面×1、右側面×1、Type-C/右側面×1) USB 2.0×1(Type-A/左側面×1) |
サイズ | W320.2×D214.5×H17.5mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約1.2kg |
バッテリー 駆動時間 |
約10.0時間 |
価格 | 87,780円(税込)~ |
●mouse B5-i5 ¥82,280(税込)
15.6型クラスで重量約1.59kgと大画面を持ち歩けるのがこのモデルの良さですよね。大きい画面で仕事がしたい人にはぴったりのディスプレイサイズだと思います。CPUはインテルのCore i5-1035G1、メモリが8GBと充実しています。自宅やカフェなど、いろいろな場所でがっつり仕事したいという人に相性が良いモデルだと思います。テンキー付きキーボードもポイントが高いです。プライベートとビジネスが両立できるので新社会人にもオススメです!
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | mouse B5-i5 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i5-1035G1 |
メモリ | 8GB DDR4-2666 SO-DIMM |
M.2 SSD | 256GB(NVMe対応) |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB 3.1×2(Type-A/右側面×1、Type-C/右側面×1) USB 2.0×2(Type-A/左側面×2) |
サイズ | W360×D239.3×H19.8mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約1.59kg |
バッテリー 駆動時間 |
約7.0時間 |
価格 | 82,280円(税込)~ |
●DAIV 5D-R5 ¥120,780(税込)
CPUにはAMDのAMD Ryzen 5 3500というデスクトップPC向けの6コアプロセッサーと、グラフィックスにはNVIDIA GeForce GTX 1660Tiが搭載されている。それでこの価格はさすがマウスコンピューターだと思います。パフォーマンスがとても高いのでデザインや動画編集はもちろん、CADなどにも向いていますね。これだけのスペックですと、もう1枚ディスプレイを増やしてデュアルモニターで使いたいですね。重量は約2.62kgとやや重めですが、持ち歩けるデスクトップPCと思えば使い勝手は素晴らしく良いです。個人的にいろいろと使い倒せるモデルだと思うので、かなり欲しくなっています!(笑)
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | DAIV 5D-R5 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080) |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 |
メモリ | 8GB DDR4-2666 SO-DIMM |
M.2 SSD | 512GB(NVMe対応) |
チップセット | AMD B450 チップセット |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 Ti |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB 3.1×3(Type-A/左側面×2、Type-C/背面×1) USB 2.0×1(右側面×1) |
サイズ | W361×D258×H33mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.62kg |
バッテリー 駆動時間 |
約1.5時間 |
価格 | 120,780円(税込)~ |
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現在、インテル、AMDとCPUの選択肢が増えていますし、パソコンの性能にみなさんが注目している今だからこそ、パフォーマンスをしっかり比較して選ぶとよいでしょう。それと、自分が置かれている環境が自宅でのフルリモートなのか、ノマドワークなのかを考えれば、持ち運びを優先するか、スペック重視でいくかも決めやすいと思います。マウスコンピューターはそういう面ではコストパフォーマンスが高いモデルが多いですし、メモリやストレージ、光学ドライブなどをカスタマイズも可能。自分好みのスペックに調整することができるのは愛着もわきますし、選びやすいと思いますね。みなさんも自分のスタイルに合ったモデルをぜひ手に入れてください。
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新しい働き方がすっかり根付いた現在、これからの生活になくてはならないのがパソコンだということがよくお分かりいただけたと思う。原編集長のアドバイスを参考に、自分に最適なモデルを手に入れ、より良いワーク&ライフを実現してほしい。
▼PC選びの変化についてのアンケート
調査時期: 2021年3月10日~3月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 507人
調査方法: マイナビニュースインターネット調査
[PR]提供:マウスコンピューター