芸能事務所のマネージャーとなったあなたが、男性ユニット「IDOLiSH7」をトップアイドルにするべく、彼らとともに奮闘する――。それが『アイドリッシュセブン(通称・アイナナ)』だ。スマートフォン向けのアプリゲームとしてリリース4年目を迎えた本作は、アニメの2期制作も発表されるなど、人気爆発中のコンテンツである。
そんな大注目の『アイナナ』から、「アイドリッシュセブン きらどるおすわりぬいぐるみ」シリーズが全国のゲームセンターにて順次登場することがわかった。
そこで今回は、ライバルユニット「TRIGGER」のリーダー・八乙女楽(やおとめがく)を演じる声優・羽多野渉さんにご登場いただき、「アイドリッシュセブン きらどるおすわりぬいぐるみ」を手に取っていただくことに。また、羽多野さんが感じる『アイドリッシュセブン』の魅力や八乙女楽への想い、更には「TRIGGER」メンバーの関係性まで、赤裸々に語ってもらった。
3月13日生まれ。長野県出身。81プロデュース所属。主な出演は『アイドリッシュセブン』八乙女楽役、『千銃士』ラップ役、『中間管理録 トネガワ』山崎健二役、『僕のヒーローアカデミア』心操人使役、『弱虫ペダル NEW GENERATION』段竹竜包役、『ユーリ!!! on ICE』ギオルギー・ポポーヴィッチ役など。(撮影:荒金大介)
仕事と向き合う姿勢が似ています
――羽多野さんは、「IDOLiSH7」のライバルとなる「TRIGGER」のリーダー・八乙女楽を演じていらっしゃいます。改めて八乙女楽、そして「TRIGGER」はどのようなキャラクター、グループでしょうか。
羽多野:「TRIGGER」は「IDOLiSH7」よりも先にデビューしているグループで、すでにトップアイドル。絶対王者的な存在です。一方で、「IDOLiSH7」とはお互いを認め合う関係でもあります。
八乙女楽は、一見クールで冷徹。しかし、実は熱い気持ちを持っていて仲間思いという、下町っ子のような一面のあるキャラクターです。彼は計算して器用にこなすタイプではなくて、ストレートに“アイドルの八乙女楽”を表現しています。
――深みのあるキャラクターですよね。
羽多野:ただ、最初はプレッシャーで死にそうでしたよ。僕はどちらかといえば極端な役や面白い役が多くて、楽のようなかっこいいキャラクターを演じることは少ないんです。
しかも楽は、作中での“抱かれたい男No.1”ですよ! 『アイナナ』に出演している声優は、みなさん”抱かれたい男”声の方々なのに、そんな世界のトップを僕が演じるの!? って(笑)。
――(笑)。
羽多野:でも、演じる度に新たな発見があって本当に面白いキャラクターですし、僕自身も楽から学ぶことが多いんです。「アイドル」と「声優」という異なる立場ではありますが、仕事に向き合う心境や、何かを背負ってお客さんの前に立つことなど、演じながら共感しています。
“We are TRIGGER”を叶えてくれるのは
――同じ「TRIGGER」に所属する九条天(くじょうてん)、十龍之介(つなしりゅうのすけ)についてはいかがでしょうか。
羽多野:楽は、自身の父親が事務所の社長ということで、複雑な思いを抱えていたりもするんですよね。それを理解して支えてくれる2人は、楽にとって“救い”になっているのかなと思います。
唯一無二のセンターである九条天、「TRIGGER」のメンバーをきれいな三角形で繋いでくれる十龍之介、とてもバランスのとれた3人組です。
――九条天は斉藤壮馬さん、十龍之介は佐藤拓也さんが演じていらっしゃいます。
羽多野:2人とも“ずっと前からこのキャラクターをやることが決まっていたんじゃないか”というくらい、シンクロ率が高いんですよ。斉藤壮馬はプロ意識の高さが九条天にそっくりで、彼から学ぶことも多くて頼りがいがありますね。九条天同様に、センターを張る実力と存在感を持っています。
そして、「TRIGGER」には十龍之介の存在が必要不可欠です。ソリッドな楽と天を、ものすごく大きな包容力でまとめてくれていて。“We are TRIGGER”にしているのが十龍之介なんですね。佐藤拓也くんは仙台出身で、牧歌的な部分を魅力にされている役者さん。一方、十龍之介も地方出身の温かい人柄なので、そういうところがリンクしていますね。OVAでは「TRIGGER」の結成秘話があるので、それを観ていただけると3人の個性がよりはっきりすると思います。
「僕」と「蕎麦」が繋がりました
――羽多野さんは、八乙女楽とご自身が似ていると感じる部分などはありますか?
羽多野:熱中すると、それしか見えなくなってしまうところは似ているかもしれませんね。今年の7月に「アイドリッシュセブン 1st LIVE 『Road To Infinity』」をやらせていただいたのですが、その2日目にちょっとした出来事がありまして。
「みなさんこんにちは、羽多野渉です」と挨拶する場面があったのですが、その前に八乙女楽として喋っていたらすっかり役に入り込んでしまって、「羽多野渉です」が出てこなくなっちゃったんですよ(笑)。
――(笑)。
羽多野:あと、和泉一織役の増田俊樹くんと、和泉三月役の代永翼くんが肩を組んで歌っているのを楽屋で見ていたら泣いてしまって。その後のMCで、それを壮馬にバラされるという(笑)。“天にバラされる”というところまで含めて、“楽っぽいな”って思いましたね。
――たしかに!
羽多野:思い返しても、1stライブは本当に嬉しかったですね。ゲームやアニメで楽がやっていることを追体験させてもらえて、見ている景色を知れて。このキャラクターを演じさせていただいていることを、改めて誇らしく思えました。
――八乙女楽という役が、羽多野さんに与えた影響はありますか?
羽多野:そうですね……「蕎麦」という単語を出すだけで、笑いがとれるようになったことでしょうか(笑)。ちょっと前に『アイナナ』と関係のない即興劇のお仕事をしたときに、相方が“蕎麦屋”という体で登場して、僕に蕎麦をふるまってくれるシーンがあったんです。ただそれだけのシーンなんですが、会場は大爆笑で(笑)。『アイドリッシュセブン』のおかげで、僕と蕎麦が繋がりました。僕は長野県出身なので蕎麦は身近ですし、何かの縁を感じますね。
かれこれ15年声優をやらせていただいているのですが、八乙女楽をきっかけに他の出演作品を見てくれる方もいらっしゃって、それも嬉しいです。
キャッチコピーは「○○ ○○ ○○」
――さて、ここからは、10月18日(木)よりゲームセンターに順次登場する「きらどるおすわりぬいぐるみ」をご覧いただきながら、お話を聞かせてください。
羽多野:うわー! かわいいですね! このフードは……?
――これは「王様プリン」ですね。
羽多野:あ! そういうことですか! キャラクターカラーがよく表現されていますね。『アイドリッシュセブン』はキャラカラーがとても繊細で、同じピンクでも濃い色と薄い色があったりするんですよ。
そういう違いまでちゃんと反映されています。表情も良いですね。フードで髪型が見えなくても、ちゃんとキャラクターがわかります。
――ちなみにフードは脱がせることもできますし、座らせることもできます。
羽多野:本当だ、すごい! いろいろ雰囲気を変えて、写真を撮ってみたいですね。
――羽多野さんは、クレーンゲームはされますか?
羽多野:あまりやったことはないのですが、これを機会に挑戦してみたいですね。「TRIGGER」はもちろん、全員そろえたくなります!
――ちなみに、ご自宅でコレクションされているものなどはありますか?
羽多野:今までいただいたキャラクターグッズなどは、すべて自室に飾っていますよ。見ていて癒やされますし、お守りになっています。あとは、都市伝説や心霊現象、UFOといった怪しげなオカルト本は、見かけるとつい買ってコレクションしてしまいますね(笑)。
――(笑)。
羽多野:こうしたグッズを見て思うのは、『アイドリッシュセブン』はファンの方やスタッフ、役者から本当に愛されている作品だということです。たとえば、アニメのBlu-ray&DVD第7巻には、僕と二階堂大和役の白井悠介くん、監督の別所誠人さんのオーディオコメンタリーが収録されています。それがもう、うるさいのなんの(笑)。それぞれ『アイドリッシュセブン』への思いが強すぎて、ものすごく盛り上がってしまいました。
関わる人みんなから愛される作品だからこそ、「きらどるおすわりぬいぐるみ」のような素敵なグッズが生まれるのだと思います。
――最後に、ちょっと無茶ぶりをお願いしてもよろしいでしょうか。ぜひこの「きらどるおすわりぬいぐるみ」にキャッチコピーをつけていただきたいのですが……。
羽多野:キャッチコピーですか!? うーん、そうですね……。それじゃあ、「Catch Your Heart!」でどうですか? “ぬいぐるみをキャッチしてくれたら、あなたのハートもキャッチするぞ”っていう……。やばい、楽の「Over the rainbow」に匹敵するかも(笑)。
――最高です(笑)。ありがとうございました!
*+:。.。 。.。:+*
羽多野さんも絶賛の「きらどるおすわりぬいぐるみvol.1」は、10月18日(木)より全国のゲームセンターにて登場予定。11月には第2弾、第3弾も展開されるので、ぜひとも全キャラクターを揃えてほしい。
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