STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMING(GeForce GTX 980 Ti):実売9万円前後

GeForce GTX TITAN Xを若干スケールダウンしたGeForce GTX 980 Tiは間違いなく現在最速のシングルGPU。STRIXシリーズといえば黒い2連ファンクーラーだが、ハイエンドである本製品はSTRIXシリーズとしては初めて3連ファンを搭載した超大型カードだ。

5本のヒートパイプ(うち2本は直径10mmの極太仕様)を直接GPUに接触させる“DirectCU III”で強烈かつ静かに冷やすことができる。ボード裏にはバックプレートが装着されているのが当たり前だが、本製品はGPU部だけに特別な補強金具"STRIX GPU-Fortifier"を付け加えることで、さらなる耐久性を確保している。

動作中の最大クロックは1379.5MHz(HWiNFO64により計測。以下同様)のOCモデルだが、第2世代Maxwellベースのカードだけに補助電源は8ピン×2で済むのが嬉しい。

GeForce GTX 980 Tiは現行GeForce(TITAN系除く)の中で唯一VRAMが6GBと多いのもメリット。特に最近の重量級ゲームはちょっと画質を欲張るとVRAM4GBでは足りなくなる。最高の画質を求めるならコレを選ぼう。

GOLD20TH-GTX980-P-4GD5(GeForce GTX 980):10万円前後(発売当時)

フルHDゲーミングを遊ぶだけならGPUはGeForce GTX 960でも十分だが、リフレッシュレートの高いゲーミング液晶を組み合わせて使うなら、GPUパワーに余裕のあるGeForce GTX 980位でないと、液晶の性能に見合うフレームレートが出ないかもしれない。VRAMは4GBと(ハイエンド好きには)少なめだが、フルHDゲーミングでそこまで使い切るゲームはそう多くない。

今回入手したGeForce GTX 980はなんとASUSグラフィックカード発売20周年記念モデルという激レアモデル。GPUクーラーはSTRIXシリーズではなく、R.O.G.ブランドの超冷却仕様のものが採用されているためGeForce GTX 980ボードの中でも突出して大きい。STRIXシリーズには基本装備されない発光機能(20th Anniversaryの文字が光る)も備えている。

動作中の最大クロックは1430.2MHzと非常に高いため、一般的なGeForce GTX 980搭載カードよりも性能が高い、ということを念頭に置いてほしい。

STRIX-GTX970-DC2OC-4GD5(GeForce GTX 970):実売4万8000円前後

VR HMDの門を叩くには、最低限このGPUはないと……ということでも注目を集めるのが準ハイエンドクラスのGeForce GTX 970。最近ではこのGPUを推奨するゲームが出るなど、本格的PCゲーミングでもとりあえずこれを狙っておけば"フルHDでは"後悔することは少ないだろう。

本製品はASUSの売れ筋"STRIX"の名を冠した人気モデル。設計や部材選択の確かさに裏打ちされた耐久性と、DirectCU IIによる高い冷却力、そして低温時はファンが回転を止めるという静音志向が合わさった結果だ。STRIXシリーズ(GeForce GTX 980 Ti除く)のクーラーは発光機能がないため、ヒカリモノが苦手な自作派にもオススメ。GeForce GTX 970は他社からも多数出ているが、本製品は補助電源が8ピン1系統で済む簡潔さも大きな魅力だ。

動作中の最大クロックは1316.3MHz。GeForce GTX 970というとVRAMが実質3.5GB+0.5GBであるという弱点はあるが、フルHDゲーミングに限定すれば、ほとんどのゲームにおいてこれを超えることはない。ただWQHDや4K、Mod山盛りの超高画質環境を志向するのであれば、もう少し予算を増やしてGeForce GTX 980を選んだほうが幸せになれそうだ。

STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5(GeForce GTX 960):実売2万5000円前後

これからPCゲームを始めたいが、いきなりハイエンドは予算的にキツいとか、旧世代PCに最新GPUを"ちょい足し"して現役復帰させたい時の定番といえばGeForce GTX 960。消費電力が少ないため、電源ユニットの負担が小さいだけでなく、本製品は補助電源が6ピン1系統なので配線処理も楽。

基板が小さい割にバックプレートも装備しているなど、安心感のある設計が人気の秘密だ。特にGeForce GTX 400~500シリーズの燃費の悪いグラフィックスカードを使っているなら、即刻買い換えた方が幸せになれる。

本製品の動作中の最大クロックは1379.5MHz。VR HMDの推奨GPUからは外れてしまったが、最新ゲームであってもフルHD & 画質中から高設定であれば、十分な戦力になれる。VRAMが2GBと少ないのが欠点だが、現在は4GB搭載した後継モデル「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」も発売中だ。

STRIX-GTX950-DC2OC-2GD5-GAMING(GeForce GTX 950):実売2万円前後

第2世代Maxwellの末弟であるGeForce GTX 950とその下のGeForce GTX 750 Tiの間には深くて大きな溝がある。フルHDで"ほどほどの画質で"ゲームを楽しみたいなら、2万円強で購入できるGeForce GTX 950を搭載した本製品がオススメだ。

GeForce GTX 960よりも性能は落ちるが、それでもGeForce GTX 660やGeForce GTX 560といった旧世代のミドルレンジGPUよりもパフォーマンスは良好。第2世代MaxwellなのでHDMI2.0やゲーム画面の録画機能「ShadowPlay」などもフルで対応する。

本製品はSTRIXブランドを冠した性能重視のOCモデル。動作中の最大クロックは1430.2MHzと高めに設定されているためか、補助電源は6ピン1系統を必要とする。だがもっと扱いやすい製品が欲しいなら、同社の「GTX950-2G」もオススメしたい。描画性能や静音性はやや落ちるものの、補助電源なしで動作するというスグレモノだ。

GTX750 Ti-PH-2GD5(GeForce GTX 750 Ti):実売1万5000円前後

第1世代Maxwellは結局2製品しか出なかったが、その速い方がGeForce GTX 750 Ti。低価格でもある程度ゲームに耐える描画性能を持つということで人気の高いGPUでもある。今回用意した「GTX750 Ti-PH-2GD5」は、コンパクトな基板にホコリに強い"ダストプルーフファン"を組み合わせた製品。補助電源なしで運用できるため、電源ユニットをあまり選ばないというメリットは大きい。

ただしGeForce GTX 950の補助電源なし版が登場したためか、GeForce GTX 750 Tiは現在市場で急速に姿を消しつつある。ベンチマークでも示されたが、メモリ圧縮機能のある第2世代Maxwell(GeForce GTX 900シリーズ)とメモリ圧縮のない第1世代Maxwellでは、性能にかなりの差がでる。予算によほど制約がある状況でないかぎり、本製品よりは上位のGeForce GTX 950搭載ボードをオススメしたいところだ。

GT730-SL-2GD3-BRK(GeForce GTX 730):実売8,000円前後

このこの「GT730-SL-2GD3-BRK」は、予算1万円以下のグラフィックスカードは最新ゲームでどの程度使えるか? という目的で追加したもの。GPUの設計は2世代落ちのKeplerアーキテクチャベースであるうえに、VRAMは低速なDDR3、さらにメモリバスが64bit幅とGeForce GTX 900シリーズに比べるとかなり見劣ってしまう。

ブック型の省スペースPCにも入る(ただし隣接スロットも消費する)グラフィクボードが欲しい人向けの非常にニッチな製品だが、最新CPU内蔵GPUもかなり性能が上がってきているので、描画性能目的で選ぶというよりも、HDMI出力が欲しいとかマルチディスプレイ目的で導入すべき製品だ。

(マイナビニュース広告企画:提供 ASUS)

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