「仏具は買取してもらえる?」
「仏具を高価買取してくれる業者はどこ?」
この記事では、上記のような方に向けて以下の内容を解説していきます。
- おすすめの仏具買取業者
- 仏具の買取価格相場
- 仏具の買取方法の比較
- 仏具を売却する前の注意点
上記の内容を把握することで、あなたに合った方法で仏具をできるだけ高く買い取ってもらえる可能性が上がります。
なお、今すぐ仏具を高額買取してもらいたい方におすすめの買取業者として「バイセル」があります。
仏具の買取おすすめ業者5選
上記の画像は、仏具の買取におすすめの業者を特徴ごとにまとめたものです。
バイセル
買取品目 | 仏像、香炉、掛け軸、仏壇、仏画、花立、曼荼羅、仏器、おりん など |
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買取方法 | 宅配買取 / 店舗買取 / 出張買取 |
事前査定 | なし |
送料(宅配買取の場合) | 無料 |
段ボール代(宅配買取の場合) | 無料 |
査定期間 | 商品到着後1週間以内 |
バイセルは、1日に1,000人以上(※)が利用している、仏具を含む骨董品や貴金属、着物や古銭など幅広いジャンルの買取を行っている業者です。
(※執筆時点 公式サイトに記載)
バイセルには、仏具の価値に詳しい専門の査定士が在籍しているという特徴があります。
価値のわからない仏具や状態が悪い仏具でも、本来の価値を見極めてもらいやすいため、高価買取に期待できるでしょう。
実際に公式サイトでは「k18のおりんなど複数点」を2,757,000円(税込)で買取した実績を公開しています。
バイセルでは、最短即日で出張買取に対応してもらえるため、仏壇のような大きな仏具の買取に時間がかかりにくいです。出張料や査定料、キャンセル料などすべて無料で利用できます。
24時間365日、通話料無料で電話対応してもらえるため、買取業者を利用するのが初めての場合でも安心感を持って依頼しやすいです。
また、出張買取の成立後8日以内であれば、クーリングオフ制度によって仏具を返品してもらえます。
以上より、バイセルは「仏具の買取に詳しいプロの査定士に査定してもらいたい人」や「出張買取を利用してできるだけ早く仏具を買取してほしい人」におすすめです。
日晃堂
買取品目 | 仏像、掛け軸、香炉、写経 など |
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買取方法 | 宅配買取 / 店舗買取 / 出張買取 |
事前査定 | あり |
送料(宅配買取の場合) | 無料 |
段ボール代(宅配買取の場合) | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、最短当日 |
日晃堂は、仏具を含む骨董品や古美術品など、古いものの買取を得意としている買取業者です。
日本・東洋の美術全般に造詣が深く、現在も慶應義塾大学の研究員を務める方が運営しています。
日晃堂では、サビや汚れ、欠けのある仏具の買取にも対応しています。
状態に不安のある仏具や古い仏具など、他社で断られてしまった仏具にも値段を付けてもらえる可能性があるでしょう。
日晃堂は「サビや汚れなど状態に不安のある仏具を売りたい人」におすすめです。
日晃堂の公式サイトを見るよろず屋ありんす
買取品目 | 仏像、経机、曼荼羅、仏画、仏教彫刻、厨子、線香、数珠、香炉、経典 など |
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買取方法 | 店舗買取 / 出張買取 |
事前査定 | あり |
送料(宅配買取の場合) | ‐‐ |
段ボール代(宅配買取の場合) | ‐‐ |
査定期間 | ‐‐ |
よろず屋ありんすは、古い時代の木彫仏や金銅仏を中心に、燭台や香炉、経台など幅広い仏具の買取を行っている買取業者です。
東京都、埼玉県などの関東エリアであれば、無料で仏具の出張買取してもらえます。
よろず屋ありんすでは、LINEでの事前査定が可能です。売りたい仏具の写真を撮影し、LINEで送るのみで大まかな査定額を教えてもらえます。
以上より、よろず屋ありんすは「LINE査定で大まかな査定額を把握してから仏具の買取を進めたい人」におすすめです。
モノループ
買取品目 | 仏像、仏壇、経机・経台、香炉、花立、おりん、掛け軸 など |
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買取方法 | 宅配買取 / 店舗買取 / 出張買取 |
事前査定 | なし |
送料(宅配買取の場合) | 不明 |
段ボール代(宅配買取の場合) | 不明 |
査定期間 | 不明 |
モノループは、愛知県や岐阜県を中心に店舗展開している買取業者です。仏具を含む骨董品や着物、毛皮などさまざまな品物の買取を行っています。
モノループでは、遺品整理や生前整理などのサービスも行っています。
鑑定してほしい骨董品や美術品、遺品などがあれば、売りたい仏具とまとめて鑑定してもらえるため便利です。
以上より、モノループは「仏具と一緒に鑑定してほしいものがある人」におすすめです。
池屋美術
買取品目 | 燭台、おりん、金の仏具、前机・経机、仏具系銅器、華鬘、馨、華籠、雲版 など |
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買取方法 | 宅配買取 / 出張買取 |
事前査定 | あり |
送料(宅配買取の場合) | 無料 |
段ボール代(宅配買取の場合) | 不明 |
査定期間 | 商品到着後、2日以内 |
池屋美術は、仏具を含む古いものや美術品、骨董品などさまざまなものを扱っている買取業者です。東京都と神奈川県の一部エリアを中心に、店主自ら出張買取を行っています。
池屋美術では、寺院で使用されていた仏具のように、一般家庭では馴染みのない仏具でも査定から対応可能です。
買取が難しい仏具でも、仏像や木彫仏、書画や掛軸などと一緒に査定に出すことで、値段を付けてもらえる可能性があります。
以上より、池屋美術は「一般家庭では使用する機会が少ない仏具を売りたい人」におすすめです。
【一覧表】仏具の買取相場
仏具の種類 | 価格(税込)(※) |
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おりん | 1,200〜3,850,000円(税込) |
仏壇 | 3,000〜200,000円(税込) |
仏像 | 14,000〜1,700,000円(税込) |
香炉 | 100,000〜1,200,000円 |
数珠 | 500〜5,500,000円(税込) |
花立 | 10,000~数十万円(税込) |
掛け軸 | 7,000〜130,000円(税込) |
(※以下で紹介の各公式サイトに記載)
おりん
買取品目名 | 金額(税込) |
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夢想リン 本金光彩色 3寸 | 1,200~10,000円(税込) |
金製 おりん | 3,400,000円(税込) |
金のおりん 24金 | 3,843,000円(税込) |
おりんの買取相場は、およそ1,200〜3,850,000円(税込)です。
おりんは金属製のものが多いため、使用されている金属の種類や純度、重さが買取価格に大きく影響してきます。
金、銀、プラチナ製であれば、貴金属を扱う業者が積極的に買取してくれるため、高額査定が狙いやすいでしょう。
中でも純金製のおりんは、数十~数百万円の高額買取となる可能性があります。
仏壇
買取品目名 | 金額(税込) |
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金仏壇 | 3,000~10,000円(税込) |
創価学会の仏壇 | 10,000~200,000円(税込) |
仏壇の買取相場は、およそ3,000〜200,000円(税込)です。
仏壇は購入時に数十~数百万円したものでも、数千~1万円程度の買取価格となる場合があります。
中古の仏壇の需要は少なく、運搬やリサイクルの手間がかかることからも、高額買取となるケースは少ないです。
創価学会の仏壇のように、独自の買取システムが確立している宗派や、金が大量に使用された金仏壇などは高値が付く可能性があります。
仏像
買取品目名 | 金額(税込) |
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骨董品 銀製 普賢菩薩 牧田秀雲作 仏像 | 14,000円(税込) |
高村光雲 木彫仏像 | 350,000円(税込) |
作家不詳 ブロンズ仏像「明王坐像」 | 1,700,000円(税込) |
仏像の買取相場は、およそ14,000〜1,700,000円(税込)です。
仏像は、使用されている素材や施されている技術によって価値が大きく異なるため、買取価格に幅があります。
木彫りであっても芸術品や美術品としての価値が高い仏像や、金やプラチナが使用された仏像は数十~数百万円の値段が付く場合があります。
香炉
買取品目名 | 金額(税込) |
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純銀製 香炉 | 100,000円(税込) |
三代 徳田八十吉 耀彩香炉恒河 | 700,000円(税込) |
古銅 大香炉 | 1,200,000円(税込) |
香炉の買取相場は、およそ100,000〜1,200,000円(税込)です。
香炉は仏具の中でも中古市場で需要が高く、高価買取が狙いやすいです。
有名な作家物や貴金属が使用されているもの、歴史的価値や美術品としての価値が認められるものであれば、高値が付く可能性があるでしょう。
数珠
買取品目名 | 金額(税込) |
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ノーブランド 数珠セット | 500円(税込) |
アコヤネックレス・数珠セット | 3,000円(税込) |
伽羅 翡翠「香木数珠」 | 5,500,000円(税込) |
数珠の買取相場は、およそ500〜5,500,000円(税込)です。
数珠は本来の用途以外にも、厄除けやファッションとしての需要があります。
通常は数千円程度の買取価格になるケースが多いですが、高級な素材で作られたものには数百万円の値がつく場合もあります。
花立
花立の買取相場は、およそ10,000~数十万円(税込)(※)です。
※出典:永寿堂
花立は1~2万円程度の値段が付きやすいですが、純金や純銀製のものは数万~数十万円の高額買取となる場合もあります。
また、作家物の花立や有名産地の焼き物の花立なども、高価買取が期待できます。
作品として価値のある花立は、模造品が出回っているケースもあるため、信頼性の高い業者へ鑑定を依頼するのがおすすめです。
掛け軸
買取品目名 | 金額(税込) |
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仏画掛軸 如来荒神像 | 70,000円(税込) |
芹沢 銈介 作「掛け軸 南無阿弥陀仏」 | 100,000円(税込) |
徳本上人 作 掛け軸 | 130,000円(税込) |
掛け軸の買取相場は、およそ7,000〜130,000円(税込)です。
掛け軸は他の仏具と異なり、素材ではなく描かれた時代や作者が買取価格に影響しやすいです。
一般的な掛け軸には1万円前後の値段が付きやすいですが、古い掛け軸には数十万円の値段が付く場合もあります。
作者名や但し書きがある入れ物がある場合は、掛け軸と一緒に査定に出すと良いでしょう。
【2024年最新】仏具の買取事例を紹介
仏具の買取参考価格として、緑和堂の公式サイトで公開されている例を紹介していきます。
アイテム名 | 金額(税込) |
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高村光雲 『聖観音像』 | 35,000円 |
玉鱗工 『木魚』 | 10,000円 |
松久 宗琳『童形 不動明王』 | 50,000円 |
出典:緑和堂
※2024年12月19日執筆時点
金メッキの仏具は買い取ってもらえる?
金メッキの仏具は、買取してもらえない場合があります。
金メッキとは、真鍮や鉄などでできた本体の表面に薄く金を施す加工方法です。
金メッキの仏具に使用されている金の量は微量であるため、金としての価値は評価されにくく、買取不可となるケースがあります。
ただし、純金製の仏具と比べて買取価格は低くなりますが、工芸品としての価値やデザイン性に優れている仏具であれば買取してもらえる可能性があります。
金メッキの仏具は買取を行っていない業者もあるため、まずは売りたい仏具が金メッキであるかどうかを把握してから買取店を選びましょう。
仏具の買取方法の比較
【結論】高価買取なら仏具買取専門店・骨董品買取業者がおすすめ
仏具の高価買取なら仏具買取専門店・骨董品買取業者がおすすめです。
仏具専門店であれば、高価な木材や金箔、漆が使用されている仏具を再利用する目的で買取してもらえる場合があります。
また、骨董品買取業者であれば、骨董品や美術品としての価値を反映した査定額を付けてもらえるため、高価買取が狙いやすいでしょう。
いずれも専門的な知識と経験が豊富な査定士が在籍している場合が多く、仏具本来の価値を見極めてもらいやすいです。
使用されている金箔が少量であったり仏具の種類によっては、再利用のためのコストや運搬費がかかるため、そこまで高値が付かない場合もあります。
仏具買取専門店
仏具を売るには、仏具買取専門店に買取してもらう方法があります。
仏具買取専門店であれば、さまざまな仏具を扱っている可能性が高く、他社で断られてしまった仏具でも買取してもらえる場合があります。
さらに、仏具に関する専門知識が豊富な査定員が在籍している場合が多いため、売りたい仏具の価値を見落とされにくいでしょう。
また、買い取った仏具を高く売れる再販先を確保している場合があるため、仏具の需要に見合った高価買取が期待できます。
仏具買取専門店の「古美術 漣」では、小型の仏具から大型の仏具まで幅広く買取対応しています。
仏具に使用されている素材の量や種類によっては買取価格が低くなったり、引き取り手数料が発生する場合もあるため、事前によく確認しておくのがおすすめです。
骨董品買取専門店
仏具を売るには、骨董品買取専門店に買取してもらう方法があります。
仏具の中には骨董品や美術品としての価値があり、高値が付くものがあります。
そのような仏具は一見して価値がわからない場合があるため、真贋の判別や作家の価値などの目利きができる骨董品買取専門店で鑑定してもらうことが大切です。
骨董品買取専門店であれば、古い仏具や状態の悪い仏具でも本来の価値を見落とされにくく、高価買取が期待できるでしょう。
また、骨董品の人気が高い海外への販路を確保している場合があり、高値が付く可能性があります。
例として、骨董品・古美術品買取専門店の「日晃堂」では、買取経験が豊富な査定士が多数在籍しているため、売りたい仏具の価値に見合った正確な鑑定が期待できます。
オークション
仏具を売るには、オークションに出品する方法があります。
オークションで出品する場合は、売りたい仏具の販売価格を自身で決められるため、相場より高く売れる場合があります。
海外のオークションに出品すれば、日本の伝統文化や美術品に興味のあるコレクターに購入してもらえる可能性があるでしょう。
実際に、メルカリやヤフオクでは仏具の出品・取引が行われています。
しかし、設定した金額や仏具の種類によっては、なかなか買い手が見つからない場合があります。
また、オークションは個人間のやり取りとなるため、トラブルが発生する場合もあるでしょう。
大型の仏具の発送や海外への発送となる場合は、手間と費用がかかる点に注意が必要です。
リサイクルショップ
仏具を売るには、リサイクルショップで買取してもらう方法があります。
中古の仏具の需要は少ないため、仏具に使用されている材料を再利用する目的で買取してもらえる場合があります。
再利用する際の解体費用や、素材を剥がすための費用を差し引いた金額が買取価格となるため、高値が付く可能性は低いです。
リサイクルショップは幅広いジャンルの買取を行っているため、仏具以外にも売りたいものがあれば手間をかけずにまとめて処分できます。
リサイクルショップで仏具を売る場合は、まず買取対応してもらえるか確認する必要があります。また、引き取り手数料などがかかる場合もあるため、事前によく確認しましょう。
仏具の買取前に注意すること
仏具の買取前に注意することは、以下の通りです。
- 骨董品や美術品としての価値を把握する
- 純金製であるか金メッキ品であるか調べる
- 閉眼供養をする
- 祭祀承継者や家族、親族の許可を得る
仏具の素材や価値を事前に把握しておくことで、売りたい仏具をより高く買取してくれる業者を選びやすくなります。
また、仏具には魂が宿っているとされているため、閉眼供養によって故人の魂を抜いてから手放すのがマナーです。
他には、祭祀承継者や家族、親族の許可を得ずに仏具を手放したことによって、後々トラブルとなる可能性があります。
なお、仏具を手放す際には、ある程度の手間と費用がかかる点に注意が必要です。
高価買取できる仏具の特徴
高価買取されやすい仏具とは、以下のようなものです。
- 骨董品や美術品としての価値がある
- 純金製やプラチナ製
- 高級な木材や金箔、漆が使用されている
- リサイクル品として需要がある
骨董品や美術品としての価値があるものや、著名な作家が手がけた仏具などは、本来の用途以外にコレクションとしての需要があるため高価買取されやすいです。
また、仏具本来の価値がなくても、金やプラチナ製であれば貴金属として査定されるため、使用されている金属の種類や純度、重量によって値段が付く場合があります。
高級な材料が使用されている場合、分解して再利用する目的で買取価格が付くケースもあるでしょう。
買取に出す場合は、仏具のホコリや汚れを綺麗にしてから査定に出すと、より高い金額で買取してもらいやすいです。
なお、仏壇のように収納スペースがある場合は、中を確認してから買取に出すようにしましょう。
仏具の買取に関するよくある質問
仏具の処分方法・費用は?
仏具の処分方法と費用を下表にまとめました。
処分方法 | 費用(※) |
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お寺でお焚き上げしてもらう | 1~10万円程度 |
仏具店に引き取ってもらう | 2~8万円程度 |
リサイクルショップに引き取ってもらう | 数千~1万円程度 |
粗大ゴミとして処分する | 500~2,500円程度 |
(出典:お仏壇のはせがわ)
費用を抑えたい場合は、リサイクルショップや粗大ゴミとして出す方法がありますが、閉眼供養は自身で行う必要があります。
お寺や仏具店に引き取ってもらう場合は、閉眼供養も同時に行ってもらえるため手間がかかりにくく、引き取ってもらったあとの扱いにも安心感があります。
素材に価値が付かないような仏具でも売れる?
素材に価値が付かないような仏具でも売れる場合があります。ただし、値段が付いても数千円程度の可能性が高いです。
値段が付きにくい理由は以下の通りです。
- 中古の仏具の需要が少ない
- 美術品や骨董品としての価値がない場合が多い
- 仏具を手放す際に必要な閉眼供養に数万~十万円程の費用がかかる
場合によっては処分費用がかかるケースもあります。