
【FX】スキャルピングとは?注意しないと口座凍結されます!


本記事では次の悩みにお答えします。
- FXでスキャルピングをしてみたい
- すでに長期保有はしているけど他のトレードも試したい
本記事ではFXにおけるスキャルピングの基礎から他のトレードスタイルとの比較、スキャルピングに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
またスキャルピングについて調べたことのある方なら耳にしたことのあるであろう「スキャルピングは口座が凍結される」という点についても言及します。
FXでスキャルピングを始めようと考えている方は最後まで読みぜひ参考にしてください。
目次
FXのスキャルピングとは
FXにおけるスキャルピングとは超短期取引を意味しており、注文から数秒または数分で決済を行うトレードスタイルです。
利益確定の目安は1~20pips程度で、個人差はあるものの1日に10から100回程のトレードを行います。
ただし「~円までの利益がスキャルピング」「何分以上ポジションを持ったらスキャルピングじゃない」などの定義はありません。超短期で小さな利益を重ねるトレードをスキャルピングと呼びます。
スキャルピング以外のFXのトレードスタイルは?
FXで用いられるトレードスタイルにはスキャルピングを含めて次の5種類があります。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
- システムトレード(自動売買)
スキャルピングを除く4種類のトレードスタイルについて、その特徴やメリット・デメリットを紹介します。
デイトレード
デイトレードは数十分から数時間を目安にポジション持ち続け、その日のうちに決済するトレードスタイルです。1日のトレード回数は1~数回で、利益確定の目安は30~100pips程度です。
ポジションを次の日に持ち越さないため、寝ている間に損をするなどのリスクがありません。デメリットには無駄な注文と決済を繰り返してしまう「ポジポジ病」になってしまう可能性があります。
スイングトレード
スイングトレードは数日から1週間程度でポジションを決済するトレードスタイルです。利益確定の目安は100~500pips程度であり、通貨ペアによってはスワップポイントを得られます。
「FXのスワップポイント」を特集した解説記事も是非ご覧ください。
スイングトレードでは1日に数回チャートを確認すればいいので本業などが忙しい方にもおすすめなトレードスタイルです。デメリットにはデイトレードなどに比べて、損失が大きくなりやすい点などがあります。
ポジショントレード
ポジショントレードは数週間から数ヶ月、または年単位でポジションを保有するトレードスタイルです。利益確定の目安は数百~1,000pips程度です。またスワップポイント狙いのトレードにも用いられます。
ポジショントレードの特徴はその利益の大きさにあります。一度のトレードでより大きな利益を狙いたい方におすすめです。ただし資金効率の悪さや、相場分析の難易度が高くなるなどのデメリットがあります。
システムトレード(自動売買)
システムトレードは自動売買とも呼ばれ、FX会社が用意したプログラムを利用するトレードスタイルです。利益確定のラインやポジションの保有期間はプログラムによって異なります。
システムトレードのメリットは感情を100%排除したトレードができることです。人間には損失を回避する心理的傾向があるため、感情によって間違った判断をすることがあります。
システムトレードではあらかじめ設定したプログラムによって注文と決済が行われるため、感情を原因とする失敗が起こり得ません。
ただし手数料の高さや、プログラムによって勝率が異なるといったデメリットがあります。
FXでスキャルピングをするメリットは
FXでスキャルピングを行うメリットには次の5つがあります。
- すきま時間でトレードできる
- 損失が小さい
- ファンダメンタルズの影響を受けにくい
- 資金効率がいい
- チャートが気にならない
すきま時間でトレードできる
スキャルピングのポジション保有時間は数秒~数分、長くても10分程度です。そのため少しの移動時間や、仕事の休憩中などに数回のトレードが行えます。
副業としてFXをするにはぴったりと言えるでしょう。また注文をしてからすぐに結果がわかるため、FXのモチベーションを高める効果もあります。
損失が小さい
スキャルピングは得られる利益が小さい代わりに、損失も小さくなります。例えば利益確定ラインを10pipsとすると損切りラインを徹底すれば損失は数pipsです。
スキャルピングでは発生する損失が小さく、ロスカットなどの資金に影響を及ぼすリスクが少ないため安心してトレードを繰り返せます。
ファンダメンタルズの影響を受けにくい
スキャルピングでは要人の発言や経済指標の発表などのファンダメンタルズの影響をほとんど受けません。ファンダメンタルズが影響を及ぼすのは長期的な相場のため、スキャルピングではテクニカルに注意を払いましょう。
ただしアメリカの雇用統計などの重要指標の発表時には一時的に相場が大きく荒れることがあるため、トレードを控えるのがおすすめです。
資金効率がいい
短い時間で売買を繰り返すスキャルピングはスイングトレードやポジショントレードに比べて、資金効率がよくなります。
ポジションを長期保有する場合、決済をするまで証拠金を動かすことはできません。FXに使える余剰資金が少ない方にとっては致命的と言えるでしょう。
スキャルピングならすぐに決済が行われるため、期待のできないポジションはすぐに決済し、他のトレードに移ることができます。
チャートが気にならない
スキャルピングはポジションをそのまま保有し続けずすぐに決済をします。そのため「値動きが気になって仕事が手に付かない」などの心配が必要ありません。
デイトレードではポジションを保有したまま数時間が経過することも珍しくなく、その間にも相場は変化します。スキャルピングは「相場を監視していないと落ち着かない」という心配性の方にもおすすめです。
FXでスキャルピングをするデメリット
FXでスキャルピングを行うデメリットがあります。
- 集中力が必要
- 相場の予測が難しい
- 通信環境に左右される
- スプレッドの影響が大きい
集中力が必要
スキャルピングで勝つには短期的な集中力が求められます。なぜなら予想通りに動いたと思ったら、次の瞬間には相場が反転することも珍しくないからです。
ポジション保有から決済するまでは相場から目を離すことは許されず、利益確定と損切りを適切に行える高い集中力が必要です。
相場の予測が難しい
超短期的な相場はささいな要因で値動きを起こすため、予測の難易度が上がります。機関投資家の大口注文などですぐに相場は反転し、判断を迫られます。
スキャルピングは状況に応じて行動を決める判断力のない方や、経験の少ないFX初心者には難しいことがあります。
通信環境に左右される
スキャルピングはFX会社の約定力や利用しているネットなどの通信環境にその結果が左右されます。なぜならスキャルピングでは数秒のずれで勝ち負けやその金額などが変わってしまうからです。
約定力の弱いFX会社では「スリッページ」と呼ばれる決済のずれが生じたり、整っていない通信環境では注文が正しく処理されないことがあります。短い時間で売買を繰り返すスキャルピングでは通信環境が非常に大切です。
スプレッドの影響が大きい
スプレッドとはFXにおける取引コストのことで、買値と売値の差がスプレッドです。スプレッドはトレードをするたびにかかるコストのため、1日のトレード回数が多いスキャルピングではスプレッドの影響がデイトレードなどに比べて大きくなります。
例えばスプレッドが0.2銭の通貨ペアを1万通貨売買するとします。1日に20回トレードをするとスプレッドの合計は0.2×1万×20=4,000円です。トレードの回数が増えればスプレッドの合計も比例して大きくなります。
毎回のコストであるスプレッドが低いFX会社を利用することがスキャルピングで勝ち残るコツです。
FX会社によってはスキャルピングで口座が凍結する
FX会社によっては利用規約でスキャルピングを直接的または間接的に禁止していることがあります。
その理由として考えられるのが「FX会社の損を防ぐため」と「サーバーへの負担軽減」です。
スキャルピングを行いたい方はFX会社ごとの利用規約を確実に確認してください。
FX会社によっては利用規約でスキャルピングを直接的または間接的に禁止していることがあります。そのことを知らずにスキャルピングでトレードをしていると口座を凍結されかねません。
FXでスキャルピングが禁止される理由としてあげられるのが次の2つです。
禁止される理由1.DD方式(カバー取引)
DD方式(ディーリングデスク方式)とはFX会社によるインターバンク市場と投資家をつなぐための手段です。カバー取引方式とも呼ばれます。
DD方式では投資家から受けた注文と同じ内容をFX会社はインターバンク市場に発注します。そうすることでFX会社の損を防ぐための仕組みです。その結果、投資家の手数料を大きく減らすことができます。
銀行などの金融機関だけが参加できる市場のことです。
スキャルピングをする投資家が多くなるとDD方式による注文が間に合わず、FX会社に損失が発生する可能性があります。そのためFX会社によってはスキャルピングが禁止されています。
禁止される理由2.サーバーの負荷
短時間に注文と決済が繰り返されるスキャルピングを多くの利用者が行うと、サーバーへの負荷が大きくなることが考えられます。
サーバーへの負荷が大きくなるとアクセス障害や約定力の低下などが起こるでしょう。
また狙っていないタイミングでトレードが行われてしまい、大きな損失を出すこともあります。
サーバーへの負荷をおさえ安定したトレードを可能とするためにスキャルピングを禁止していると考えられます。
対策は?
スキャルピングをしたい方はスキャルピングの投資手法を禁止していない会社を選ばなければなりません。
また、スキャルピングの投資手法を禁止していない会社でもサービス外の発注ツールを利用したり、サーバーに過度の負担がかかるトレードをした場合、取引制限を行う会社が多いです。
特殊なツールを利用せず手動でスキャルピングをする方でも取引制限がかかるのでは?と心配な方は、複数のFX会社で口座を開設することを検討してみてはいかがでしょうか?使い分けをすることで、1つの会社のサーバーに負荷を掛けずに済みます。
スキャルピングにおすすめのFX会社
スキャルピングをしたい方におすすめなFX会社をご紹介します。
スキャルピングはFX会社によっては規約で禁止されていることも多く、知らずにいると口座を凍結される可能性があります。スキャルピングを考えている方には次の会社がおすすめです。
ヒロセ通商(LION FX)
スキャルピング特化した「クイック注文」がPCやスマホで可能
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USD/JPY | 0.2銭(AM9:00~翌AM3:00) 3.8銭(AM3:00~AM9:00) |
---|---|
EUR/JPY | 0.4銭(AM9:00~翌AM3:00) 5.9銭(AM3:00~AM9:00) |
GBP/JPY | 0.9銭(AM9:00~翌AM3:00) 9.9銭(AM3:00~AM9:00) |
EUR/USD | 0.3pips |
ヒロセ通商ではスキャルピングを公認しておりスキャルピングに特化した「クイック注文」が利用できます。
クイック注文はスマホやタブレットにも対応しているので、外出先の隙間時間でもトレードできますね。
約定スピードは世界最速水準!最速0.001秒(平均0.003~0.005秒)という約定スピードを誇っています。
短期売買を繰り返すスキャルピングを行うときに、約定スピードが早いことは大きなポイントです。
また、スプレッドが狭く取引ツールも豊富なので有利にトレードすることができます。
デモ取引も可能なので、不安な人はデモ口座で試してみるのもいいですね。
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GBP/JPY | 0.9銭(原則固定/例外あり) |
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GMOクリック証券は独自開発のツールによるテクニカル分析の指標が豊富です。テクニカル分析が圧倒的に重要なスキャルピングにおいて、より自分にぴったりのトレード手法を確立できることでしょう。
スプレッドも業界最低水準なので、スキャルピングをするには最適です。
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また月曜日~金曜日8:00~17:00の間で電話サポートを受け付けているため、FX初心者にもおすすめ。
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FXでスキャルピングがおすすめな人の特徴5つ
FXでスキャルピングが向いている人の5つの特徴をご紹介します。「自分にあったトレードスタイルがわからない」「自分がスキャルピングに向いているか気になる」という方はぜひ参考にしてください。
- 短時間のトレードに集中できる
- 本業が忙しくてチャートが見られない
- 感情的にならずトレードできる
- FXの経験を積みたい
- 資金が少ない
短時間のトレードに集中できる
短時間のトレードに高い集中力を発揮できる方はスキャルピングに向いています。なぜならスキャルピングはトレードをする数秒から数分の間は相場から目を離さず、値動きを注意深く見ていなければならないからです。
大きな値動きを狙うスイングトレードなどでは1日に数回のチェックで十分ですが、数pipsを狙うスキャルピングでは一瞬のすきに、損切りラインに達してしまうことがあります。
数秒から数分、長くて10分程度の間トレードに集中できる方はスキャルピングに向いていると言えるでしょう。
本業が忙しくてチャートが見られない
「本業が忙しい」「1日に何度もチャートを見る時間もない」という方にスキャルピングはおすすめです。
スキャルピングでは保有したポジションを持ったままにすることはなく、すぐに決済をします。そのため通勤時間や家事の間にだけチャートを確認し、良さそうならトレードするという選択が可能です。
ポジションを放置しないので為替リスクが少なく、ちょっとしたすきま時間に行えるのがスキャルピングの特徴です。
感情的にならずトレードできる
FXにおいて感情的にならないことは非常に大切ですが、スキャルピングでは特に大切です。スキャルピングでは数pips注文のタイミングがずれるだけで結果が変わります。
スイングトレードやポジショントレードでは狙う利益の大きさから、数pipsのずれがあってもその影響はあまりありません。
感情的にならず設定したルールに従って、機械的にトレードができる方はスキャルピングに向いています。
FXの経験を積みたい
スキャルピングでは1日のトレード回数が多いため、他のトレードスタイルに比べて短期間でより多くFXの経験を積むことができます。
例えばスキャルピングで1日に20回のトレードをする人は、デイトレードで1日に4回トレードをする人の5倍の経験が積めます。
FXは経験がものをいう世界です。そんな中で得られた多くの経験は今後トレードスタイルを変更することがあっても、無駄にはなりません。
資金が少ない
スキャルピングはFXに使える資金が少ない初心者の方にもおすすめです。なぜなら短時間で売買を繰り返すため、資金が拘束されることなく資金効率がいいからです。
また狙う利益が小さいことから発生する損失も小さく、証拠金に致命傷を負うような損失が発生しにくくなっています。
少ない資金でトレードを繰り返せるスキャルピングは資金の少ないFX初心者にこそおすすめです。
FXでスキャルピングがおすすめできない人の特徴3つ
次にご紹介する3つの特徴に当てはまる方はスキャルピングには手を出さない方がいいでしょう。かえって損失を発生させるだけになりかねません。
- 大きい利益を狙いたい
- 通信環境が悪い
- 判断力がない
大きい利益を狙いたい
「FXで億万長者になりたい」「FXで人生逆転」のような考えを持っている方はスキャルピングには手を出さない方がいいでしょう。
スキャルピングで狙える利益は多くてもせいぜい20pips、米ドル/円なら1万通貨のトレードで2,000円です。
スキャルピングは薄い利益を積み重ねるトレードスタイルです。1回のトレードで大きな利益を狙いたい方にはおすすめできません。
通信環境が悪い
スキャルピングは通信環境によって結果が大きく左右されます。通信環境が悪いと注文や決済がなかなか行われず、狙ってもいないタイミングでトレードが行われることがあります。
数秒のずれが命取りになるスキャルピングは通信環境が整うまで手を出さないのが賢明と言えます。
判断力がない
いざという時にすぐに判断し、行動に移せない方はスキャルピングに向いていません。なぜなら相場は思ったように動くことの方が少なく、常に利益確定や損切りの判断を求められます。
設定した利益確定ラインでの決済、損失を受け入れて損切りができる判断力はスキャルピングを行う上で非常に重要です。
FXでスキャルピングをしてみよう
スキャルピングは数秒から数分の間に売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねるトレードスタイルです。
1回のトレードで得られる利益が小さかったり、集中力が求められるデメリットがあります。しかし資金効率の良さや為替リスクの小ささ、より多くの経験を積めることからスキャルピングはFX初心者にもおすすめです。
ただし通信環境によっては注文にずれが発生する可能性があるので注意してください。






