
【MT4】おすすめ国内業者を紹介!トレーディングビューとの違いは?


「MT4」は正式名称を「MetaTrader4(メタトレーダー4)」と言い、「チャート分析ツール」として非常に優秀です。
またMT4は、高性能な「FX用取引ツール」でもあり、「システムトレード(自動売買)」にも対応しています。
この記事では、MT4が使えるおすすめの「FX業者」を2つ紹介します。また、MT4の「メリット」と「デメリット」や、MT4を使う上でよくある疑問についても解説していきます。
目次
MT4が使えるおすすめ業者①JFX
短期売買ができるFX業者!取引ツールも充実しています
項目 | 詳細 |
---|---|
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 41通貨ペア |
スプレッド | ドル円:0.2銭 ユーロ円:0.4銭 ポンド円:0.9銭 |
スワップポイント | ドル円:買26.5、売-23.5 ユーロ円:買18、売-24 ポンド円:買27.7、売-29.2 NZドル円:買10.5、売-16 メキシコ円:買23、売-28 |
自動売買 | 不可 |
最低入金単位 | なし ※クイック入金の場合毎回1万円以上(1万円未満の場合は銀行振込) |
- スキャルピングが認められている
- 通貨ペア数が多い
- 業者でも最狭クラスのスプレッド
では、JFXのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1.JFXはスキャルピングが認められている
「スキャルピング」とは、わずかな値動きに合わせて、短期間で何度も売買をおこなうFXの投資手法です。しかし多くのFX会社は、スキャルピングを「禁止」しています。
JFXは珍しく、スキャルピングを公認しているため、遠慮なくスキャルピングで稼ぐことができます。
また、JFXは注文がしやすく、「ワンクリック」で約定させることができます。同様にワンクリックで全決済も可能です。さらにドテン(保有しているポジションを決済し、逆のポジションを保有する)もワンクリックでできます。そのため、スキャルピングに適した売買環境が整っています。
メリット2.JFXは売買ができる通貨ペアの数が多い
日本の多くのFX会社では、利用できる通貨ペアは25種類くらいです。JFXも最近まで利用可能な通貨ペア数は、26種類でした。
しかし今では利用可能な通貨ペアが「41種類」に増え、かなり通貨ペア数が多いFX業者になっています。
スキャルピングでは、常に動いている通貨ペアが無いと売買ができないため、利用可能な通貨ペア数が多いことは、利益に大きく関わってきます。
メリット3.JFXはスプレッドが業界最狭レベル
JFXは「スプレッド」が業界でもトップクラスに「狭く」なっています。スプレッドは実質的な「手数料」のようなものですので、スプレッドが広いほど投資家の利益が減ってしまいます。
特にスキャルピングやデイトレードといった「短期売買」では、スプレッドの広さは死活問題になってきます。
JFXの評判は良く、スキャルピングをやりたいならまず検討したいFX業者だと言えます。
JFXは、「スキャルピング公認」「注文がワンクリック」「通貨ペア数が多い」「スプレッドが狭い」など、スキャルピングに最適な環境が揃っています。
さらにJFXは「約定力」が強く、注文通りに約定しやすいというメリットもあります。気になった方は公式サイトをチェックしましょう。




MT4が使えるおすすめ業者②楽天FX
少額トレードをしたい方やポイントを貯めたい方におすすめ!
項目 | 詳細 |
---|---|
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 28通貨ペア |
スプレッド | ドル円:0.2銭 ユーロ円:0.5銭 ポンド円:0.9銭 |
スワップポイント | ドル円:買225、売-231 ユーロ円:買621、売-651 ポンド円:買180、売-190 NZドル円:買93、売-98 メキシコ円買20、売-23 |
自動売買 | 可能 |
最低入金単位 | FXらくらく入金サービス1,000円から |
「楽天FX」は、楽天グループが運営しているFXサービスです。楽天FXの長所としては、次のようなことがあります。
- MT4で自動売買ができる(楽天MT4)
- 楽天ポイントが貯まる
- スワップポイントが高い
では、楽天FXの長所について、詳しく見ていきましょう。
メリット1.楽天FX(楽天MT4)はMT4で自動売買ができる
楽天FX自体には、自動売買システムは搭載されていません。しかしMT4を導入することで自動売買をおこなうことが可能です。
ただし楽天FXで自動売買をしたい場合は、楽天FX口座とともに「楽天MT4口座」も開設しなければいけません。
メリット2.楽天FXをやれば楽天ポイントが貯まる
「楽天銀行」と連携して楽天FXをやれば、取引ごとに「楽天ポイント」を貰うことができます。すでに楽天銀行に口座を持っている人や、楽天グループのサービスをよく使っている人には嬉しいサービスだと言えます。
楽天銀行以外にも、「楽天市場」や「楽天カード(クレジットカード)」など、楽天グループにはお得なサービスが多くあります。そのため、FXを含めて楽天系のサービスで固めてみるというのもお金を稼ぐのに有効な方法の1つです。
メリット3.楽天FXはスワップポイントが多い
楽天FXは「スワップポイント」が高めに設定されているため、楽天FXの評判は良いです。そのため、メキシコ円やニュージーランド円など、スワップポイントが高めの通貨ペアを長期間保有しておく、という投資スタイルの人にも適しています。
ただし、スワップポイントが高いということは、マイナスのポイントも高いということです。そのため、マイナススワップポイントの通貨ペアをホールドすると損が大きくなってしまうので注意が必要です。
大手証券会社で自動売買を試してみたいという人には、まず検討してみてほしいFXサービスです。
まずは楽天FXで少額投資を試してみてはいかがでしょうか?




MT4の3つのメリット
MT4のメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1.MT4を使えば自動売買ができて便利
MT4は「自動売買」に対応しています。自動売買というのは、あらかじめ決めておいたプログラムに従って、勝手にFXの売買をおこなうというものです。
MT4の自動売買プログラムを使えば、24時間いつでも相場をチェックして売買することが可能です。
また、自分で取引をしていると、つい「欲」が出て誤った注文をしてしまうことがあります。しかしMT4の自動売買なら、プログラムに従って取引をするだけですので、一時の感情に惑わされて損をするということがありません。
MT4は、「EA(エキスパートアドバイザー)」というファイルを使って自動売買をおこないます。
世界中のMT4利用者がEAを公開しているため、それを取り入れれば、自分好みの売買ルールを使って自動売買をすることができます。
またMT4では、自分でEAを作成して自動売買をすることも可能です。プログラミング知識が無いと、作るのに時間はかかってしまいますが、完全に自分が思うどおりの売買ルールで取引ができるようになります。
どれだけ優秀と言われているEAでも、いきなり実際に使うのは不安になる人も多いのではないでしょうか。
しかしMT4には「バックテスト」機能があるため、十分にEAの性能を確かめてから実戦投入することができます。
バックテストをおこなうと、作った(ダウンロードした)EAを、過去のある期間に使った場合に、どのような損益になるのかを調査できます。
メリット2.MT4なら高性能なチャート分析を使える
MT4には、多数の「インジケーター」と「描画ツール」が搭載されています。そのため、あらゆる指標を使って的確なチャート分析をおこなうことが可能です。
しかもEAと同じくインジケーターも、世界中の人が作ったものが多数公開されています。その中には、一般的に使われているインジケーターよりも勝率が高いものも存在します。
もちろん、自分のオリジナルインジケーターを作ることも可能です。自分だけの指標を見つけ出せれば、ほかの人が意識していない場で大きな利益を得られる可能性があります。
メリット3.MT4はチャート上から簡単に注文ができる
MT4は、分析ツールとしてだけでなく、「売買ツール」としても優秀です。チャートを開きながら、マウスをクリックして注文をおこなうことができます。
また、指値注文をした場合は、その価格がチャート上にラインで表示されます。そのラインを上下に動かすことで、指値を簡単に変更できます。
MT4の2つのデメリット
MT4のデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
デメリット1.MT4は使い方が難しく初心者には不向き
MT4は、多数のインジケーターや描画ツールがあり、非常に高いカスタマイズ性能を持っています。
その点、日本のFX会社が作っている分析ツールや売買ツールは、機能が少ない代わりに、初心者でも使いやすいようにわかりやすく作られています。
デメリット2.国内ではMT4に対応していないFX会社が多い
日本のFX会社の場合、MT4に対応していないところが多数派です。いくら性能が良くても、使えなければ意味がないため、対応するFX会社の少なさは明確なデメリットだと言えます。
ただし、この記事ですでに紹介したFX会社ならMT4を使えるので、致命的なデメリットというわけではありません。
また、MT4は海外では高い人気を持っています。この記事で紹介した業者でMT4に慣れたら、海外のFX会社に口座を作ってさらに本格的にMT4をやっていくという選択肢もあります。
MT4とトレーディングビューの違いは?
MT4と似た機能を持つツールとして、「トレーディングビュー」があります。MT4ほどの歴史は持っていませんが、どんどん投資家の人気が高まっていっているチャートツールです。
MT4とトレーディングビューの違いは、次の表のようになっています。
項目 | MT4 | トレーディングビュー |
---|---|---|
利用方式 | インストール | ブラウザ |
インジケーター | 50種類程度 | 100種類程度 |
描画ツール | 30種類程度 | 80種類程度 |
チャートの種類 | 3種類 | 12種類 |
時間足 | 9種類 | 13種類 |
画面分割 | 無制限 | 最高8画面 |
アラート機能 | MT4起動中のみ | いつでも通知可能 |
自動売買 | 対応 | 設定変更で可能 |
SNS機能 | 無し | 有り |
対応FX業者 | 多い | 少ない |
インジケーターや描画ツールの初期数は、トレーディングビューの方が上です。ただし、どちらのツールでもインジケーターを自作できますし、自作インジケーターがネット上に多数あります。そのため、どちらを選んでも大きな違いはありません。
「自動売買」に関しては、MT4の方が使いやすくなっています。トレーディングビューでも自動売買はできますが、最初に面倒な設定が必要になります。
MT4がおすすめな方
- 自動売買をしたい方
- 無料でツールを利用したい方
- チャート上から注文したい方
- 複数のチャートを同時にいくつも見たい方
原則としてMT4は「無料」で利用できます。トレーディングビューも基本無料ですが、高度な機能を使うには、月額料金を支払わなくてはいけません。
そのため、無料で高性能なツールを使いたい人にはMT4の方が向いています。
また、MT4は「画面分割」を無制限にできるため、多くの通貨ペアを並べて確認したい人にも向いています。トレーディングビューも最大8分割できますが、これは有料機能です。
MT4の方が対応している証券会社が多い
現在のところ、MT4の方が対応しているFX業者の数が多くなっています。トレーディングビューもユーザーの人気はありますが、限られたFX業者しか対応していません。
ただの分析ツールとして利用するなら、どちらでもかまいませんが、売買ツールとしても使いたいならMT4の方が便利です。
トレーディングビューがおすすめな方
- PC以外でもインジケーターを利用したい方
- SNS機能でトレードスキルを向上させたい方
- 為替以外も投資を検討している方
- 使いやすいアラート機能を利用したい方
- Macを利用している方
トレーディングビューはクラウド型ツールです。端末やデバイスに依存せずログインすれば、いつでもどこでもトレードが可能です。
使いやすさを重視しているなら、トレーディングビューの方がおすすめです。初期設定でも多くのインジケーターや描画ツールがあり、十分に高度なチャート分析ができます。
またトレーディングビューには、「SNS機能」が付いているのも初心者にありがたいところです。トレーディングビューを使っている人たちが話し合いをしているため、有益な情報を多数得られます。
特集記事「トレーディングビュー(tradingview)の有料機能を無料で使う方法」で詳しく説明してあります。
トレーディングビューが気になった方は、合わせて確認してみてください。
MT4のよくある質問
MT4でよくある質問について、まとめてみました。
Q.MT4とMT5の違いは?
MT5はMT4の次世代のチャートツールです。同じ会社が作っているチャートツールですので、MT5の方が「性能」が高くなっています。
しかし、伝統あるMT4と比べると、MT5は「普及率」で負けています。普及率が低い分、MT5を導入しているFX会社もあまりありません。
Q.MT4を複数インストール、複数起動することは可能?
MT4は複数インストール可能なプログラムです。違うFX会社からダウンロードしたMT4は、そのままインストールできますし、同じところからダウンロードしたMT4でも、「インストールフォルダ」さえ別にすれば、インストール可能です。
インストールしたMT4は、同時に起動することもできます。
Q.MT4はmacやスマホでも利用が可能なのか?
MT4には、「iPhone版」と「Android版」が存在します。そのため、スマホでもMT4を利用することができます。
PCの場合、MT4は「Window」「Mac OS」「Linux」で利用することができます。
Q.MT4の始め方は?
MT4は、次のような流れで簡単に使うことができます。
- MT4に対応したFX業者で口座開設する
- FX業者の公式サイトからMT4をダウンロードする
- MT4をインストールする
- MT4を起動する
MT4の起動時には、「ID」と「パスワード」が必要になります。IDとパスワードは、口座開設時に教えてもらえますので、忘れずにメモしておいてください。
Q.MT4から注文できる?
MT4は、FX業者ごとにカスタマイズされて提供されています。そのため、チャート上から注文ができない場合もあります。
そういったMT4は、チャート分析ツールとしてしか利用できません。
Q.MT4は自動売買ができる?
MT4の長所と言えば自動売買ができることですが、必ず利用できるとは限りません。FX業者の中には、MT4の自動売買に対応していないところもあります。
MT4で自動売買がしたい場合は、楽天FXを検討してみてはいかがでしょうか?
Q.MT4の画面が遅くなったり止まった場合はどうする?
MT4を起動させ続けていると、動きが遅くなってしまったり、画面が止まってしまうことがあります。そういう場合は、一旦MT4を終了して「再起動」すると、元に戻ることがあります。
それでも戻らない場合は、パソコン自体の電源を落とし、再起動することで元のように動く場合が多くなっています。
それでも、うまく問題が解決しない場合は、MT4自体を「アンイストール」して、新しくMT4をインストールし直すことで元に戻す方法もあります。
Q.MT4には使用期限はある?
基本的には、MT4に「使用期限」はありません。そのFX業者を使っている限り、MT4も使い続けることができます。
ただし、FX業者によっては、MT4になんらかの縛りを設けていることは、絶対にないとは言い切れません。
Q.MT4の動作環境はどうなっている?
MT4の動作環境は、「CPU:1GHz」と「メモリ:512MB」ぐらいのもので、高スペックパソコンは必要ありません。
ただし、CPUは2GHz、メモリは1GHz程度あったほうが、安定して動きやすくなります。
【まとめ】MT4を使えるFX業者なら高度なチャート分析ができる
MT4は、高度なチャート分析ができるツールです。
そのため、MT4でしっかりと検討してから売買をすれば、FXの収益率の向上が期待できます。
「JFX」は、スプレッドが狭く、約定スピードが早いため、「スキャルピング」をしたい人に向いています。
「楽天FX」は、日本では珍しい自動売買に対応しているサービスです。そのため、「自動売買を試してみたい」という人に適したFX業者だと言えます。






