NECは、最新の研究開発成果などを公開する「NEC Innovation Day」を開催した。4幎ぶりの開催ずなった今回のむベントでは、NECの新たな「技術ビゞョン」を発衚。それに基づいた3぀の芳点から、オンリヌワンやナンバヌワンずなる同瀟の先進技術の発衚を行った。

  • 䞖界トップの生䜓認蚌や量子コンピュヌタ、未来ぞ向かうNECの「技術の系譜」

    4幎ぶりに開催されたNEC Innovation Day

そしお、今回のNEC Innovation Dayでは、NECの研究開発が、事業創出ず緊密に結び぀いた䜓制ぞず移行したこずを改めお匷調する内容ずなった点も芋逃せない。

新たに発衚した技術ビゞョンでは、実䞖界ずサむバヌの融合を支える基盀を提䟛する「未来を共創・詊行するデゞタルツむン」、人が信頌できるAIや人が玍埗できるAIを提䟛する「人ず協働し瀟䌚に浞透するAI」、アプリケヌションやIT、ネットワヌクを融合した基盀ずなる「環境性胜・高信頌・高効率を可胜にするプラットフォヌム」の3点を打ち出した。

  • NECが新たに発衚した技術ビゞョン。「未来を共創・詊行するデゞタルツむン」、「人ず協働し瀟䌚に浞透するAI」、「環境性胜・高信頌・高効率を可胜にするプラットフォヌム」の3点を打ち出した

物理空間からデゞタル空間ぞ、鍵はNECの生䜓認蚌

ひず぀めの「未来を共創・詊行するデゞタルツむン」では、NECが埗意ずする生䜓認蚌を重芁な取り組みにあげた。

NEC 取締圹 執行圹員垞務兌CTOの西原基倫氏は、「NECの研究実瞟は、䞖界トップレベルであり、グロヌバルにオンリヌワン、ナンバヌワンのものが倚い。機械孊習難関孊䌚での論文採択数では日本の䌁業ずしお唯䞀ベスト10以内に入り、䞖界で第7䜍、BtoB䌁業だけに限定するずIBMに次いで2番目。GAFAず䌍しおいる」ずしながら、「顔認蚌技術の囜際特蚱の出願数では䞖界1䜍。AIや映像分析を含めおも䞖界䞀ずなっおいる。ずくに、顔認蚌、虹圩認蚌、指王認蚌ずいったバむオメトリクス生䜓認蚌の技術は圧倒的である。生䜓認蚌のブランド想起率でも1䜍である」ず匷調した。

  • NEC 取締圹 執行圹員垞務兌CTO グロヌバルむノベヌションナニット担圓の西原基倫氏

NECの生䜓認蚌技術は、顔認蚌だけでなく、虹圩、指王・掌王、指静脈、耳音響、声ず幅広く、これを「Bio-Idiom」のブランドで展開。米囜立暙準技術研究所NISTが毎幎実斜しおいるベンチマヌクでは、NECの指王認蚌、顔認蚌、虹圩認蚌で、䞖界ナンバヌワンの技術ずしお認定されおいる。

西原CTOは、「顔認蚌技術では、2021幎を含めお6回に枡っおナンバヌワンを獲埗しおいる。これは自動車のF1レヌスで6回優勝しおいるようなものである」ず衚珟。コロナ犍で増加したマスクの着甚時でも99.9以䞊の粟床を実珟するずずもに、移動しおいる人も認蚌できるように、1秒間に数10億人以䞊を怜玢するなど、認蚌時の凊理スピヌドも最倧20倍にたで高速化。垂堎ニヌズの倉化にあわせた技術開発も進めおいる。

そのほか、声認蚌では、特定のフレヌズを䜿うこずなく、5秒の発話で人を識別したり、指王認蚌では、わずか20ÎŒmの指王の幅たで認識する粟床を掻甚しお、ケニアでは、生埌2時間の新生児や、乳幌児の本人確認を行い、身分蚌明に䜿甚したりずいったこずが可胜になっおいる。

  • NECの生䜓認蚌技術は䞖界トップ

今回のNEC Innovation Dayでは、顔認蚌ず虹圩を組み合わせるこずで、100億人を芋分けるこずができるマルチモヌダル生䜓認蚌を開発したこずを発衚。「地球の党人口70億人を超える人の数を芋分けるこずができる。金融や医療などの高信頌が求められる領域にも貢献できる」ずする。

たた、顔情報を暗号化したたた認蚌を可胜にする「秘匿生䜓認蚌技術」を新たに開発したこずを発衚。「暗号化したたたでの照合が可胜になり、顔情報が挏掩した際の悪甚リスクを䜎枛。埩号するための秘密鍵をナヌザヌが持぀こずにより、サヌビスの提䟛者偎では顔情報を埩号できない。ナヌザヌは、顔認蚌サヌビスを安心しお利甚できるようになる。個人情報や顔情報が挏掩しない仕組みずしお提䟛できる」などず述べた。

マルチモヌダル生䜓認蚌は、ホテルマリナヌズコヌト東京で、ホテル埓業員向けの入通管理システムに掻甚。東京オリンピック/パラリンピックでも、党競技䌚堎や遞手村での倧䌚関係者入堎時に顔認蚌による本人確認システムを皌働。さらに、顔認蚌で培った画像解析技術によっお、がんを発芋するシステムの開発や、顔認蚌ずAI技術を掻かしたフィゞカルケアサヌビスの提䟛も開始しおいるずいう。

たた、センシング技術を掻甚した新たな提案を行っおいるこずも玹介した。

通信甚光ファむバヌずセンサヌを組み合わせた光ファむバヌセンシングでは、特殊な信号凊理により、既蚭された光ファむバヌであっおも、最長380kmに枡り、振動や枩床などをm単䜍で高感床にセンシングするこずができ、超広域の地震分垃や、自動車の移動などの亀通流を可芖化するこずができる。これたでVerizonや䞭日本高速道路ず共同実蚌実隓を実斜。この技術を掻甚するこずで、屋倖の光ファむバヌを通じお、倖郚からの䟵入者や移動䜓の状態をリアルタむムに怜知するこずも可胜だ。

たた、耇数衛星画像解析技術により、地衚倉化を怜知できる䟋も瀺した。埓来は衛星の呚期にあわせお2週間ごずに特定地点の怜知しかできなかったが、SAR衛星や光孊衛星などの様々な芳枬画像を自圚に統合するこずで、倜間や嵐などの悪倩候条件でも、任意の地点での地衚倉化を、最短で1時間単䜍で怜知できるため、灜害状況や混雑状況などを確認できるずいう。

さらに、液䞭の埮现混入異物を、高粟床に即時怜出する動きパタヌン認識技術では、動画認識によっお、1mmの20分の1ずなる50ÎŒm皋床の異物や泡を識別。ガラス瓶の薬液などの怜査工皋での目芖怜査の削枛ず、怜査品質の均䞀化を実珟できるずいう。

  • センシング技術を掻甚するなどし、安党・安心な瀟䌚を実珟する

たた、NASAの有人宇宙船「オリオン」では、玄15䞇個のセンサヌから、220億皮類の関係性を芋぀けお、宇宙船の蚭蚈、開発、補造、詊隓段階における異垞怜知を実珟。ここには、同瀟が持぀むンバリアント分析や時系列デヌタモデルフリヌ分析を掻甚しおいるずいう。この技術は、日本補鉄や䜏友ベヌクラむト、ENEOSなどが皌働させおいる倧芏暡プラントにおける異垞予兆を自動怜知する仕組みにも掻甚されおいる。

  • 宇宙船や倧芏暡プラントでも掻甚

AIず通信、量子コンピュヌティングの珟圚地

2぀めの「人ず協働し瀟䌚に浞透するAI」では、AIによるデヌタ意味理解、予枬分析ずいった分析業務における自動化を達成しおいるこずを玹介した。

埓来は困難だった熟緎者の刀断をAI化したり、AIの粟床を自埋的に維持するAIモニタリングの研究を開始。これが、実甚化に近いレベルに到達しおいるこずを瀺し、AIにおけるコンサルティング、分析業務、デリバリヌずいった領域の自動化を実珟できるようになるずいう。「今埌の目玉ずしお、AIの䞊流プロセスの自動化においお、他瀟ずの差別化を図っおいきたい。これにより、誰でも䜿えるデヌタ分析環境が実珟でき、AIの民䞻化を進展できる」ず述べた。

  • 自動化で「誰でも䜿える」ぞ

たた、意思決定をAIで自動化する最適化技術の導入支揎サヌビスの提䟛を開始。再珟したい意思決定事䟋から刀断のセンス、意図を孊ぶ「意図孊習」、環境倉化に適応した最善の意思決定を導く「オンラむン最適化」、膚倧な組合せから最適解を玠早く提瀺する「量子コンピュヌティング」などにより、人材配眮やレコメンドの最適化、配車蚈画、ダむナミックプラむシング、鉄道のダむダ修正などをAIが行えるようになるずいう。

量子コンピュヌティングの実甚化に぀いおは、クラりドサヌビスの提䟛から導入に必芁な教育、適甚支揎たでトヌタルにサポヌトしおいるほか、2023幎の実甚化に向けお、量子コンピュヌティング玠子を開発しおおり、100倍の量子干枉時間の実珟を目指しおいるこずにも觊れた。「量子コンピュヌティング玠子は、ブレむクスルヌになる技術であり、実甚化できれば、次のステップずしお、プラットフォヌムの開発を進めおいくになる」ずした。

たた、量子暗号通信技術では、2022幎には重芁基幹システム向けの長距離䌝送技術を商甚化。さらに、2024幎には廉䟡版ずなるCV-QKD既存ファむバヌ重畳技術を商甚化する蚈画も明らかにした。

実は、NECは、1999幎に、量子コンピュヌタの基瀎である「個䜓玠子量子ビット」を䞖界で初めお実蚌。「量子コンピュヌタの䞖界を最初に切り開いた人物は、䞭村泰信氏ず蔡兆申氏。いずれもNECに圚籍しおいた」ず振り返り、「NECは量子コンピュヌティングの元祖」ずも衚珟しおいる。

  • NECの量子技術の進捗

䞀方、AIの掻甚においおは、数100台のロボットが、斜蚭内カメラず無線ネットワヌク、クラりドによっお制埡され、耇数の搬送ロボットが連動しながら最適にモノを運んだり、人ず衝突しない動きが可胜になったりする事䟋のほか、倧林組ずの協業では建機を掻甚したリモヌト制埡の実甚化、皚内垂ずの実蚌事業ではドロヌン同士が盞互に亀枉するAI間亀枉技術により、効率的に、安党に運行できるようにし、耇数のドロヌン運行者やサヌビス事業者の事業化を支揎しおいるこずを瀺した。

なお、AIに぀いおは、公平性やプラむバシヌ、透明性などの7぀の芳点から、人暩に関するポリシヌを制定。「NECは、AIの瀟䌚実装や生䜓情報をはじめずするデヌタの利掻甚においお、人暩の尊重を最優先しお事業掻動を掚進しおいる」ず匷調した。

3぀めの「環境性胜・高信頌・高効率を可胜にするプラットフォヌム」では、AIず通信、コンピュヌティングの融合に取り組んでいるこずを瀺した。

ここでは、衛星やHAPSを掻甚した「非地䞊系ネットワヌク」、埓来比2桁以䞊の䜎遅延、䜎電力を目暙ずしおいる「オヌルフォトニクスネットワヌク」、O-RAN装眮のリ゜ヌスの最適化、広域分散MIMOなどによる「5Gアクセスネットワヌク」、非結合型4コアファむバヌケヌブルによる䞖界初の長距離䌝送に成功した「海底光䌝送」に぀いお玹介。「ずくに、4コアの海底光ファむバヌケヌブルは、NECしか実甚化できおいない。メタバヌスやビペンド5G、6Gずいった甚途にも掻甚できる」ずした。

  • 䞖界で初めお、非結合型4コアファむバヌケヌブルによる長距離䌝送に成功した

さらに、安心、安党ずいう芳点では、「デゞタル庁をはじめずする政府、自治䜓のデゞタル化や、スマヌトシティの実珟においおは、個人のデヌタをセキュアに管理するこずが重芁になる。そのためには、ひず぀の技術ではなく、個人認蚌、秘密蚈算、ブロックチェヌン、セキュアストレヌゞなど、耇数の技術が必芁であり、NECはこれらの技術においおナンバヌワンである。信頌できるベンダヌずしお提案ができる」ず自信をみせた。

NECが蓄積しおきた「技術の系譜」

NECの研究開発䜓制は、ここ数幎で倧きく倉化しおいる。

その最倧の倉化が、研究開発ず事業ず緊密に぀なげる䜓制を構築しおいる点だ。

NECが持぀技術を掻甚しながら、新たな事業の創出を加速する動きが、すでに成果に぀ながっおいる。

その動きをさらに加速する圹割を担うのが、2021幎4月1日付に行った研究開発郚門の組織改革だ。

ここでは、埓来のビゞネスむノベヌションナニットず、研究・開発ナニットを統合し、「グロヌバルむノベヌションナニット」を蚭立。これにより、研究開発ず新事業開発を䞀䜓化しおいる。

グロヌバルむノベヌションナニットには、6぀の研究組織ず、4぀のビゞネス開発を行う組織に加えお、知財に関する組織、宇宙や防衛ずいった各ビゞネスナニットが持぀技術を掻甚するための組織で構成。本瀟機胜ずしお、将来に向けたマヌケティングを行う組織や、デザむンを行う組織ず連携しおいる。

「埓来は、研究開発の応甚や新芏事業の開発は、䞀郚の人たちが行い、連携が少なかったが、これをひず぀の組織ずしお取り組むこずができるようになった。事業化の成果を1桁増やしたい」ず意気蟌む。

NECは、1939幎に研究所を蚭眮。その埌、䌁業の成長や瀟䌚環境の倉化にあわせお、研究所の圢態を倉曎。1980幎以降は海倖拠点も開蚭し、囜内4぀の研究所に加えお、欧州、北米、䞭囜、シンガポヌル、むスラ゚ル、むンドにも研究所を持぀。

そしお、西原CTOは、NECが30幎以䞊に蓄積しおきた「技術の系譜」に぀いお觊れる。

「䞀人の技術者が開発したものが、数珠のようになっお発展し、別の技術ず絡み合っお、さらに進化しおいく。それによっお、筋のいい技術を、盆栜のように䞁寧に育おるこずができる。䞀方で、これたでになにも蓄積がなかった技術が、倩才ずもいえる技術者によっお新たに生たれるこずがある。その際には、チヌムを䜜っおサポヌトし、その皮を育お䞊げおきた」ず、NECの研究開発䜓制の基本姿勢を瀺す。

珟圚、NECには、コンピュヌティング、無線通信、光通信、暗号、協働ロボティクス、分析・予枬・最適化、音声・自然蚀語凊理、信号凊理・笊号化、実䞖界認識ずいう9぀の分野の技術においお匷みを有しおおり、それぞれの技術の進化ずずもに、これらの技術が連携し、進化しおいくこずになるずいう。

たずえば、顔認蚌技術は、AIの䞖界3倧巚頭の䞀人ず蚀われるダン・ルカン氏が、か぀おNEC北米研究所に圚籍。その時期に、北米研究所におけるAIの研究開発䜓制を匷化するずずもに、囜内の研究所ずの連携を匷化。それにより、AIに関する優秀な人材を育成し、その成果が、珟圚の䞖界ナンバヌワンの顔認識率の達成に぀ながっおいる。

たた、こうした匷いコア技術に成長する皮を、「技術の系譜」のなかから芋぀けだし、それらを組み合わせお発展させ、新たな䟡倀を䜜る仕組みを「技術マンダラ」ず称し、「技術起点ず、事業ニヌズ起点から、技術ず事業が組み合わさるこずで生たれる、将来の新しい可胜性を探っおいる」ずし、「通信はNECの祖業であるが、通信技術ぞのAIの掻甚は、圓初は想定しおいなかったものである。NECが持぀先端技術が関連しあっお生たれた開発事䟋のひず぀でもある」ず、「技術の系譜」による実瞟を瀺した。

  • NEC、技術の系譜ず技術マンダラ

グロヌバルむノベヌションナニットの蚭眮を前に、NECでは、研究ず事業化の連携を埐々に掚進しおきた経緯がある。

「2017幎から、䞭倮研究所のマネタむズ匷化や将来垂堎探玢機胜が匷化され、さらに、2018幎に蚭眮した新事業開発をリヌドするビゞネスむノベヌションナニットによっお、研究ず事業化ずの連携が増加しおきた」ず振り返り、この数幎間で、研究開発をもずにした新事業開発で、具䜓的事䟋が数倚く生たれおいるこずを瀺す。

シリコンバレヌの゚コシステムを掻甚したむンキュベヌション特化型事業開発䌚瀟であるNEC Xでは、NECの最先端技術を栞ずした事業化を掚進。アりトバりンド型オヌプンむノベヌションにより、3぀の事業䌚瀟がスピンアりト。2぀のプロゞェクトが、事業化に向けお準備段階にある。2021幎には、Alchemist Acceleratorずのパヌトナヌシップを発衚したずころだ。「NECの技術を理解したベンチャヌ投資家や起業家ネットワヌクが拡倧しおおり、新事業の開発を匷化しおいくこずができるようになっおいる」ずいう。

  • NEC Xでは、NECの最先端技術を栞ずした事業化を掚進

たた、デヌタ分析プロセスの自動化技術を掻かし、䞖界トップレベルのAI技術研究者がカヌブアりトしお起業したdotDataは、70瀟以䞊に有償サヌビスを提䟛。米調査䌚瀟のフォレスタヌ・リサヌチによるず、機械孊習自動化分野では、すでにリヌダヌに認定されおいる。

「dotDataおよびNECのデヌタドリブンDX事業郚においお、デヌタを起点ずした新たなビゞネスを創出しおいる」ずする。

  • dotDataずデヌタドリブンDX事業郚による新たなビゞネス䟡倀の創出

さらに、事業䌚瀟や金融、アカデミアなど6瀟ずのゞョむントベンチャヌによる日本発の共創型R&D事業䌚瀟ずしおスタヌトしたBIRD INITIATIVEでは、2021幎床の売䞊高は前幎比7倍に拡倧。2022幎床䞭に2぀のプロゞェクトがカヌブアりトする予定だずいう。珟圚、デゞタルツむン、ドロヌン、SCMなどの領域で共創型R&Dが進んでおり、2025幎たでに、6件のカヌブアりトを目指しおいるずいう。

加えお、グロヌバルオヌプンむノベヌションによるAI創薬ぞの取り組みを実斜。最先端AIを甚いた個別化がん免疫療法の開発に取り組んでおり、2021幎11月には、Transgeneずの協業で、第1盞臚床詊隓においお良奜な予備的デヌタを報告できたずいう。

「AI創薬では、2025幎の事業䟡倀3,000億円に向けお着実に事業成長を遂げおいる」ずし、「いずれも、NECが持぀匷い技術ず、垂堎性を掛け算しお、生たれた新事業である。これたでは研究開発ず新事業開発が必ずしも䞀䜓化しおいなかった。いたたでNECが螏み蟌めなかった垂堎に進出するこずができ、新たなむノベヌションを起こすこずができた」ず語る。

  • 事業䟡倀3,000億円に向けお成長するAI創薬

そのほかにも、食品加工業であるカゎメずの戊略パヌトナヌシップにより、生産者をAI技術ず゚コシステムで支揎する蟲業支揎゜リュヌションのCropScopeを提䟛。さらに、先進ベンチャヌずの協業や、クラりドファンディングを通じた消費者ニヌズの怜蚌を行うSmart Wellnessぞの取り組みでは、靎のむン゜ヌルに搭茉したセンサヌを甚いお、歩行の質を蚈枬したり、むンバリアント分析やモデルフリヌ分析ずいったNECの技術を掻甚しお、倧芏暡システムの膚倧なセンサヌデヌタから異垞予兆を早期に怜知する゜リュヌションなども開発しおいるずいう。たた、倧手䌁業や倧孊ずの取り組みでは、NTTず情報通信むンフラにおけるサプラむチェヌンセキュリティリスクぞの察策技術を開発。倧阪倧孊ずはNEC Beyond 5G協働研究所の蚭眮を発衚しおいる。

未来投資ファンドも、研究開発ず新芏事業開発の融合で事業創出

今回のNEC Innovation Dayでは、新たにNEC Orchestrating Future Fundを蚭立したこずも発衚した。

NEC Orchestrating Future Fundは、NECが䞭心ずなっお倖郚資金を投入する新たなファンドであり、玄170億円の芏暡を予定しおいる。「5G/6G」、「スマヌトシティ」、「デゞタルガバメント/デゞタルファむナンス」、「DX」、「ヘルスケア・ラむフサむ゚ンス」、「カヌボンニュヌトラル」の6぀を泚力投資分野に定めおいる。「NECに関係が深い事業領域においお、スタヌトアップ䌁業などず䞀緒に゜リュヌションを開発しおいくこずになる。アヌリヌステヌゞに加えお、レむトステヌゞのスタヌトアップ䌁業ぞの投資も行い、共創および゚コシステムの圢成を図っおいくこずになる」ず述べた。

  • NEC Orchestrating Future Fundã‚’èš­ç«‹

䞀方で、西原CTOは、「NECでは、テクノロゞヌを瀟䌚に実装するには、マヌケットむンテリゞェンス、技術開発、ビゞネス開発、瀟䌚受容の4぀のポむントがあるず思っおいる。それを実珟するために、オンリヌワンやナンバヌワンの技術を軞にしたR&Dにおける共創拡倧、瀟䌚にむンパクトのある新事業領域ぞの挑戊、そしお、瀟䌚受容を醞成するための゜ヌトリヌダヌシップが倧切である」ず述べる。

続けお、「今埌は、NECが掲げおいる『NEC 2030 VISION』をベヌスに、ヘルスケアやラむフサむ゚ンス、カヌボンニュヌトラルずいった領域においおも新芏事業の創出に取り組む」ずいう。

ヘルスケア・ラむフサむ゚ンスでは、BostonGeneずの協業により、AIを掻甚した創薬のほか、がん患者向けの個別化治療を実珟するための支揎を開始。カヌボンニュヌトラルぞの取り組みでは、産業、政府、郜垂の党領域をたたぐサプラむチェヌン党䜓での最適化によっお、グリヌン基点の瀟䌚むンフラの構築、産業革新に぀なげおいく取り組みを開始したずいう。

ここでは、郜垂OSず䜍眮づけられるFIWAREを取り䞊げた。

NECでは、欧州研究所が早い段階からFIWAREの取り組みに関䞎。FIWAREのボヌドメンバヌの1瀟ずしお、技術開発や技術運営、暙準化、垂堎適甚、囜際化をリヌドしおきた経緯がある。2017幎2月には、日本䌁業で唯䞀、FIWARE Foundationプラチナ䌚員に登録された。

珟圚、NECは、囜内13地域のスマヌトシティプロゞェクトに参画。スヌパヌシティプロゞェクトでは、17自治䜓に事業者ずしお参画し、そのうち、デヌタ連携基盀およびサヌビス事業者での参画は12自治䜓、党䜓の取りたずめ圹ずしおの参画が4自治䜓ずなっおいる。ここでもFIWAREを掻甚しおおり、NECがこれらのプロゞェクトで重芁な圹割を担う芁因のひず぀になっおいる。

「ここでは、゜ヌトむニシアティブの取り組みが重芁になるず考えおいる。欧州でのFIWAREに続いお、GAIA-Xにも参画した。FIWAREの芏栌策定ではNECがリヌドしおきたが、GAIA-Xにおいおも深く関䞎し、NECがリヌドする立堎になりたい」ず語る。

「NECは瀟䌚䟡倀創造を支える䌁業を目指しおいる。実䞖界の情報を芋える化し、サむギヌ空間で分析し、それを実瀟䌚に返すこずで、課題解決に貢献したい。実䞖界の制玄を超えるこずができるサむバヌ空間を掻甚しお、ヒト、モノ、コトに新たな䟡倀を提䟛したい」ず宣蚀する。

研究開発分野における新たな仕組みの導入や、優秀な人材の確保、育成に向けた新たな取り組みにも䜙念がない。

たずえば、グロヌバルむノベヌションナニットでは、スタヌトアップ䌁業やベンチャヌキャピタリストが甚いる手法を、NECずいう倧䌁業のなかに取り蟌むために、独自の定量的な事業開発プロセスを導入しおいる。

「すべおのプロゞェクトに、事業䟡倀の算出方法や新事業開発向け業瞟評䟡方法を適甚しおいる。これをブラッシュアップしながら、他のビゞネスナニットで生たれる新芏事業にも掻甚しおいくこずになる」ずする。

こうした新たな評䟡指暙の導入もグロヌバルむノベヌションナニットの圹割のひず぀になる。

そしお、優秀な研究者の採甚や育成にも力を泚いでいる。NECでは、2019幎床から、若手のトップ研究者を察象に、研究者の垂堎䟡倀を考慮しお、報酬に䞊限を定めない「遞択制研究職プロフェッショナル制床」を導入。20人がこの制床の察象ずなっおおり、北米での採甚掻動では、同制床を適甚した新卒者も入瀟したずいう。たた、むンドでは、9幎前から、むンド工科倧孊IITからの採甚掻動を行っおおり、これたでに39人を研究職ずしお採甚。珟圚、囜内研究所の倖囜籍瀟員の割合は9%に達しおいるずいう。さらに、2018幎床からスタヌトした事業開発職高床専門職制床では、AI創薬領域などに続き、2021幎床から新たにデヌタドリブンDX領域で、Executive Analytics Consultant Leadずいう新たなポゞションを蚭眮し、高床人材を瀟内倖から登甚する考えも瀺した。

「NECの研究所には、起業家粟神を持っおいる人ず、ひず぀の領域を極めたいずいう人がいる。そうした人たちがチヌムずしお、それぞれの特城を生かすこずができる環境を甚意しおいる。北米研究所では、GAFAからNECに移籍する人が増えおいる」ずいう。

  • グロヌバルむノベヌションナニットの蚭立により、グロヌバルの匷みを掻かした研究開発ず事業開発の䜓制を敎える。高床人材の獲埗に人事制床も芋盎した

NECは、2021幎4月に発衚した「2025䞭期経営蚈画」においお、研究開発ず新芏事業開発の融合によっお、事業化を加速するこずを打ち出したほか、初幎床ずなる2021幎床は研究開発投資を玄200億円増の1,300億円に増額。5G垂堎の立ち䞊げや、顔認蚌などのDigital IDプラットフォヌム、DXを掚進するためのNEC Digital Platformずいった共通技術基盀を早急に立ち䞊げ、䞭期経営蚈画達成にむけたスタヌトダッシュに぀なげる考えだ。

そうした取り組みにおいお、2021幎4月にスタヌトしたグロヌバルむノベヌションナニットが果たす圹割は倧きい。

NECの䞭期経営蚈画の達成に向けた重芁なピヌスになるのは間違いない。