問題をおさらい!
正解はこちら!
【答え】本田技研工業「バモス ホンダ」
正解はホンダの「バモス ホンダ」です。
バモス ホンダが登場したのは1970年。クルマを使ってレジャーなどを楽しむことを想定して登場したモデルといわれています。そのため、このサイズとしては荷台も広めで、乗り降りのためのドアなどはなく、幌で雨風をしのぐオープンカー型の小型トラックとなっています。幌を外せば自然を感じながらのドライブも楽しめたことでしょう。当時としてもこのデザインはユニークで、50年以上経った今見ても斬新だと思います。
しかし残念だったのは、オフローダーらしいデザインを持ちながらも4WDの設定はなく、タイヤも標準的だったこと。悪路走破性はそれほど高くありませんでした。
クルマとしては3年ほどで生産終了となり、走りは微妙な評価となりましたが、軍用車らしい見た目にはファンが多く、今でも程度が良好な初代バモスを探している人がいるほどです。
1999年になると2代目バモスが登場します。移動や荷物の配達などで活躍している「軽バン」のようなスタイリングで復活しました。正直、バモスという名前以外は、スタイリングもエンジン設計も、なにひとつ継承していません。後継モデルとはいいにくいところですが、生産終了となる2018年までの約19年間、モデルチェンジせずに生産が続きました。今でも2代目バモスは街でよく見かけますが、初代バモスは博物館級のレア車、珍車といっていいでしょう。
以上、室井大和さんの解説でした。それでは、次回をおたのしみに!