米Qualcommは1月6日(現地時間)、米ラスベガスで開催中のCES 2026において、Windows on ArmノートPC向けのSoC「Snapdragon X2」シリーズの新製品「Snapdragon X2 Plus」を発表した。日常的にPCを利用する一般ユーザーを主なターゲットとし、上位のAI PC(Copilot+ PC)の機能をより幅広い層に普及させることを狙う。2026年上半期に主要メーカーから搭載デバイスが登場する予定で、すでにAcer、ASUS、HP、Lenovo、Microsoft、Samsungといった主要パートナーがサポートを表明している。
今回の発表により、Snapdragon X2シリーズはフラッグシップの「X2 Elite」とコア数・メモリ帯域を強化した「X2 Elite Extreme」、そしてミドルレンジ向けの「X2 Plus」というラインナップ構成となった。
X2 Plusには10コア(X2P-64-100)と6コア(X2P-42-100)があり、X2 EliteとはCPUコア数やGPUなどが異なる。
- X2 Elite:12/18コア(最大4.7GHz)、GPU最大周波数1.7GHz
- X2 Plus:10コア(高性能コアx6 :最大4.04GHz / 高効率コアx4)、GPU最大周波数1.7GHz
- X2 Plus:6コア(高性能コアx6:最大4.04GHz)、GPU最大周波数0.91GHz
X2 Plusは、第3世代Oryon CPUを搭載、単一コア性能が前世代比で最大35%向上し、消費電力は43%減少する。メモリはLPDDR5x。帯域幅は最大152GB/s。
さらに、最大80TOPSのAI処理性能を持つNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を備える。NPUはCPUやGPUと役割分担することで、 高効率かつ低消費電力なローカルAI処理を実現する。Copilot+ PCでは、こうしたローカルAI性能を前提としたWindows体験の拡張が進められており、X2 Plusは「数日間にわたるバッテリー駆動」を提供しながら、複数のAI機能を同時に動作させるような次世代のAIエージェント体験も見据えた設計となっている。
このほか、Wi-Fi 7対応、オプションとしての5G接続、高度なセキュリティ機能「Snapdragon Guardian」なども搭載する。

