米NVIDIAが開発者向けフォーラムで公開したドライバの開発方針において、サポート対象デバイスが今後大幅に限定されるかもしれない旨が発見されたようだ。海外ITサイトのVideocardzが報じている。

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NVIDIAは今展開している最新ドライバ「GeForce Game Ready Driver 576.80」でもMaxwell以降、GeForce GTX 700シリーズのような旧製品も正式にサポートし続けており、アーキテクチャをいくつもまたいで旧製品のサポートを継続している。今回Unix環境向けのドライバ開発方針がフォーラム上で公開されており、これによると今後展開予定のNVIDIA Driver Ver.580がMaxwell、Pascal、Voltaシリーズをサポートする最後のバージョンになるようだ。これまでサポートされてきた旧製品で最新ドライバを利用できなくなるとみられ、最新ゲームタイトルへの対応なども行われなくなる。

なお、サポートが終わりつつある製品について「The release 580 series will be the last to support GPUs based on the Maxwell, Pascal, and Volta architectures.(580シリーズのリリースは、Maxwell、Pascal、およびVoltaアーキテクチャに基づくGPUをサポートする最後のシリーズになります)」と言及されている通り、RTX 20シリーズをはじめとするTuringアーキテクチャを採用している製品は最新ドライバを利用できる。つまりしばらくはGeForce GTX 16シリーズのサポートを打ち切るわけではないとみられ、RTXシリーズへの完全移行を断行する……わけではないようだ。