SilverStoneといえば、2年前のCOMPUTEXで出展したレトロPC風ケース「FLP01」が記憶に新しい。国民機PC-9800シリーズを彷彿とさせる懐かしいデザインが大きな話題となり、その後、実際に発売までされたのだが、今年のCOMPUTEXでは、シリーズの第2弾モデルとなる「FLP02」が公開されていた。こちらは今年Q4の発売予定だ。

  • 「FLP02」はミドルタワーのケースとなる

    「FLP02」はミドルタワーのケースとなる

シリーズ名の「FLP」が示すとおり、FLP02もフロッピーディスクドライブ風のデザインの5インチベイを搭載する。なおFLP02のデザインについてであるが、ブース説明員に聞いたところ、FLP01のように特定機種をイメージしたものではなく、複数のレトロPCがモチーフになっているそうだ。

同社のミドルタワーケース「SETA D1」がベースになっており、マザーボードはSSI-CEBまで対応。水冷は36cmラジエータの搭載が可能で、レトロな外観ながら、ゲーミングPCにもワークステーションにも使うことができるだろう。最近では希少な5インチベイを搭載しているのも嬉しいところだ。

  • 内部レイアウトも「SETA D1」に近い

またフロントの5インチベイ×3段の下には、操作パネルを搭載。ここには、ケースファンをフル回転させるターボボタンや、電源ロック機能などが用意されていた。

  • フロントの操作パネル

  • ファンコンを内蔵している

レトロPC風ケースの第2弾製品としては、筆者などはひそかにX68000風を期待していたので、ツインタワーでなかったのはやや残念であるが、縦置きのレトロPCが欲しかった人には、ちょうど良さそうだ。そして第3弾製品では、今度こそ黒いツインタワーをお願いしたい。出たら買います。

  • これは2年前のCOMPUTEXで出展された「FLP01」