TCL JAPAN ELECTRONICSは4月24日、液晶テレビの新製品群を発表した。上位モデルは量子ドットMini LEDを採用して高画質化を図ったのと、65V型超の大型モデルを強化したのが特徴。背面にBang & Olufsenと共同開発した大型スピーカーを配置し、音質も高めた。本体をスリムに、背面はフラットに仕上げ、壁掛けにも向く仕上げとした。手持ちの古いテレビや中型のテレビからの買い替え需要を狙う。発売は5月20日。

  • TCLが液晶テレビの新製品を発表。主力と位置付けるのが、量子ドットMini LEDを採用した高画質&大画面モデルだ

  • Mini LEDタイプではない量子ドット採用シリーズも用意する

薄型テレビは大画面化が進んでおり、グローバルでは特に75V型超の大型モデルの伸びが著しい。日本では、55V型以下の中型モデルが主力となっているが、TCLは日本でも大型化の波が来ると見て65V型~98V型の大画面モデルを充実させる。

  • 世界的に見ると75V型超の大型モデルの伸びが著しい

ラインナップは以下の通り。

シリーズ名 特徴 パネルサイズ
X11K フラッグシップモデル 量子ドット Mini LED 4Kテレビ 98V型
C8K プレミアム量子ドット Mini LED 4Kテレビ 98V型、85V型 75V型、65V型
C7K 量子ドット Mini LED 4Kテレビ 98V型、85V型、75V型、65V型、55V型
C6K 量子ドット Mini LED 4Kテレビ 98V型、85V型、75V型、65V型、55V型
P8K 量子ドット 4Kテレビ 85V型、75V型、65V型、55V型
P7K 量子ドット 4Kテレビ 50V型、43V型
P6K 4Kテレビ 75V型、65V型、55V型、43V型
S5K 量子ドット フルHDテレビ 40V型、32V型
  • プレミアムモデルと位置付けるC8Kシリーズ。75V型モデルの実売価格は44万円前後

  • ベゼルをとても細く仕上げている

  • 背面にBang & Olufsenと共同開発した大型スピーカーを配置。テレビ後方の壁に反射させ、豊かな音を届ける仕組み

  • 中上位シリーズはフラットな背面に仕上げており、壁掛けを考慮したデザインとしている

  • フラットなだけでなく、本体はかなりスリムに仕上げている

  • コネクター類は内側に搭載し、ケーブルを接続しても横から見えにくいようにした

  • 新製品に自信を見せる、TCL JAPAN ELECTRONICS 代表取締役の蒋賛氏