7月6日、東京・昭島のモリパーク アウトドアヴィレッジで、カシオ計算機の自然体験メディア「WILD MIND GO! GO!」による体験イベントが開催されました。

  • カシオ計算機の自然体験メディア「WILD MIND GO! GO!」による体験イベントがモリパーク アウトドアヴィレッジ(東京・昭島)で開催された

    カシオ計算機の自然体験メディア「WILD MIND GO! GO!」による体験イベントがモリパーク アウトドアヴィレッジ(東京・昭島)で開催された

2024年度は全10回の開催が予定されており、毎回異なるテーマで自然の中にある素材を使ったモノ作りや遊びを体験できるワークショップとなっています。第4回となる今回のテーマは「ブルースを育んだ楽器、ディドリーボウを作ろう」。筆者も実際に参加してきたので、イベントの模様をお届けします。

  • 講師を務めた藤原祥弘さん。手に持っているのがディドリーボウ

    講師を務めた藤原祥弘さん。手に持っているのがディドリーボウ

ディドリーボウは、1本の棒と弦、共鳴させるための筒で構成される弦楽器。アフリカで生まれ北米で広まり、ブルースの発展に影響したと言われています。単純なようで、使いこなせば上の動画のような演奏もできてしまいます。

ワークショップでは必要な材料や道具があらかじめ用意されており、手ぶらで参加可能。参加費は1組500円、保護者同伴でお手伝いができれば未就学児から参加可能でした(各回のテーマにより一部異なります)。「夏休みの自由研究を先取りできる」ということもあり、家族連れの参加者が多く集まり盛況となりました。

  • 材料や道具は用意してくれるので手ぶらで参加できる

    材料や道具は用意してくれるので手ぶらで参加できる

  • まずは木の棒に缶を取り付けて……

    まずは木の棒に缶を取り付けて……

  • 缶に開けた穴とネックに打ち込んだヒートンを通して弦を張る。ざっくり言えば工程はこれだけ!

    缶に開けた穴とネックに打ち込んだヒートンを通して弦を張る。ざっくり言えば工程はこれだけ!

  • ネックに音階を書き込んでおくと演奏しやすい。このとき、マスキングテープを貼ってから書いておけば、湿度の変化などでチューニングが狂ってしまってもやり直せる

    ネックに音階を書き込んでおくと演奏しやすい。このとき、マスキングテープを貼ってから書いておけば、湿度の変化などでチューニングが狂ってしまってもやり直せる

とてもシンプルな構成の楽器なので、作り方も簡単。ネックとなる木材と音を響かせるための空き缶に下穴をあけてネジで固定し、ヒートンを使って弦(ピアノ線)を張ったら完成です。

ワークショップの時間は1枠50分となっていましたが、製作過程そのものは30分ほど。残りの時間は完成した楽器を弾いてみたり、弾きやすいように音階を書き込んでみたり、市販のピエゾピックアップとヘッドフォンギターアンプとスピーカーを装着してエレキ化してみたりと思い思いに楽しまれていました。

  • カシオ WILD MIND GO! GO! ディドリーボウ
  • カシオ WILD MIND GO! GO! ディドリーボウ

次回の開催は9月7日(土)を予定しており、テーマは『日本伝統の履き物「足半」を作ろう』です。

夏休み前・夏休み中の開催は残念ながらもうないのですが、実はワークショップのお題は「WILD MIND GO! GO!」のHOW TO記事で紹介されている作り方がベースになっています。今回のディドリーボウなら『漂着物や廃物を楽器に!「ディドリーボウ」と「カンジョー」を作ってみよう』という記事を見れば再現できますし、ほかにも自由研究やアウトドアでの遊び方のヒントとなる記事が多数そろっているので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • こちらに飾られているハナズミ(花炭)は10月5日開催の第6回で体験できる

    こちらに飾られているハナズミ(花炭)は10月5日開催の第6回で体験できる

  • アウトドアウオッチ「PRO TREK」シリーズが展示されていた

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