鹿児島市交通局は1月30日、鹿児島市電・市バスでの運賃月額上限設定サービスを3月1日から開始すると発表した。

  • タッチ決済で鹿児島市電・市バスにくり返し乗っても“定期代以上”の支払いは不要に

    タッチ決済で鹿児島市電・市バスにくり返し乗っても“定期代以上”の支払いは不要に

鹿児島市電では2022年11月に実証実験としてクレジットカードのタッチ決済による乗車が可能になり、2023年3月には本格導入され、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したタッチ決済が全車両に導入された。2024年3月からは鹿児島市バスも同様にタッチ決済で乗車できるようになる。

「運賃月額上限設定サービス」とは、同月内にタッチ決済で繰り返し市電・市バスを利用しても、合計額が市バス通勤定期券と同額の9,660円/月を超えた場合にはそれ以上の請求をしないというものだ。言い換えれば、都度払いで何度も乗ると後から自動的に定期券の代金が適用されて損をしない仕組みとなる。

  • 上限適用のイメージ

    上限適用のイメージ

Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯のいずれかの国際ブランドのタッチ決済対応カード(クレジット/デビット/プリペイド)を持っていれば利用できる。Mastercardへの対応も予定している。

運賃月額上限設定サービスが適用されるのは、同一のカード番号かつ同一の媒体でくり返し決済・乗車した場合に限られる。特に、「クレジットカードを直接タッチして乗車」と「クレジットカードをGoogle PayやApple Payに登録し、スマートフォンをタッチして乗車」は別カウントとなるため注意が必要だ。