バッファローは1月9日、Wi-Fi 7対応ルーター親機のフラッグシップモデル「WXR18000BE10P」を発表した。Wi-Fi Allianceの最新Wi-Fi規格認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED 7」を、家庭用Wi-Fiルーターとして国内メーカーで初めて取得した。発売は近日中の予定で、価格は未定。
新規格のWi-Fi 7は、Wi-Fi 6(6E) をベースに通信効率や遅延を改善したもので、IEEE802.11beという規格で策定が進められている。通信速度(理論値)は最大は36Gbpsで、Wi-Fi 6(6E)の最大9.6Gbpsから約3.7倍の高速化を達成している。6GHz帯の帯域幅も160MHz幅から320MHz幅に拡張され通信速度が従来の2倍に。変調方式も改善され、一度に表現できる情報量が1024QAM(10bit)から4096QAM(12bit)に増加する。「MLO(Multi-Link Operation)」の利用も可能になるなど、通信の安定化にも期待できる。
バッファローは、台湾Allion Labsと台湾MediaTekとの共同取り組みにより「Wi-Fi CERTIFIED 7」の認証プログラムを完遂し、認証を取得した。詳細な製品スペックは後日発表予定となっている。