Insta360Japanは11月21日、アクションカメラの新製品「Insta360 Ace Pro」を発表した。他社のアクションカメラと同等の小型ボディに、2.4型の可動式液晶パネルを搭載し、自撮りをしやすくした。ライカと共同開発した1/1.3インチの大型センサーを搭載し、夜間や室内などの画質を向上した。アウトドアスポーツだけでなく、旅行やVlogなどで手軽に使える小型軽量カメラとして訴求する。

価格は67,800円。一部の機能や装備を省いた普及モデル「Insta360 Ace」も用意し、こちらの価格は55,000円。いずれも11月21日から販売を開始している。実機をもとにした速報レビュー記事は「Insta360 Ace Proレビュー 圧巻の画質、見事な使い勝手、生成AI動画も」で掲載している。

  • 上位モデル「Insta360 Ace Pro」(左)と普及モデル「Insta360 Ace」(右)

ライカと共同開発した1/1.3インチの大型センサーと35mm判換算で16mm相当の超広角レンズを搭載したアクションカメラ。動画は4K/120fpsまで対応し、写真は最大4800万画素で撮影できる。特に強化したのが低照度撮影で、暗いシーンを明るく撮れるPureVideoモードを搭載した。

  • ライカと共同開発した1/1.3インチの大型センサーと35mm判換算で16mm相当の超広角レンズを搭載する

  • 「LEICA」の文字が見える

  • 液晶はタッチパネル式となる

  • 上から見たところ。上部にはシャッターボタンのみ配置する

  • 下部には独自のクイックリリースマウントを配置

本体背面の2.4インチ液晶は表示面を手前に向けられるフリップ式で、自撮り以外にも幅広いアングルでの撮影が手軽にできる。ジェスチャーや音声で撮影や一時停止ができる機能も搭載した。画面のダブルタップで2倍にズームイン/ズームアウトできるクラリティズーム機能も搭載した。

  • 液晶パネルは180度動かせ、自撮りができる

手ブレ補正機能のFlowStateにより、動きの激しい状況でも揺れやブレを抑えてスムーズな動画が撮影できる。360度水平維持機能も備えており、ある程度カメラが傾いても動画を水平に保てる。

  • 大型センサーにより、夜間など低照度のシーンでの画質に自信を見せる

  • クイックリリースマウントにより、簡単に脱着できる

  • オプションのマウンターにより縦位置での固定も可能

  • 本体のみで水深10mの撮影が可能

急速充電に対応しており、約22分でバッテリーを80%まで充電できる(満充電には46分必要)。

  • センサーサイズ:1/1.3インチ
  • レンズ:16mm(35mm判換算)
  • 絞り:F2.6
  • ストレージ:microSDカード(最大1TB)
  • USB:USB Type-C
  • Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
  • 防水性能:潜水ケースなし…10m、潜水ケース付き…60m
  • バッテリー駆動時間:100分
  • 充電時間:46分(30W急速充電アダプター)
  • 寸法 (幅×高さ×奥行き):71.9×52.15×38.5mm
  • 重さ:179.8g
  • こちらは普及モデルのInsta360 Ace。自撮り対応液晶は健在

  • レンズはライカ銘ではなくなる

  • こちらは上部にQボタンを配置