“食欲の秋”を迎え、調理家電の出番が多くなってきた方もいるかもしれません。10月中旬、アイリスオーヤマの調理家電「IHジャー炊飯器 5.5合」「低温調理器 ポケットシェフ」「ヨーグルトメーカー」で作った料理を試食できる体験会に参加してきました。その様子をフォトレポートでお届けします。

炊飯だけじゃない、「IHジャー炊飯器」でカルボナーラ

「IHジャー炊飯器 5.5合」(RC-IGA50-W)は、アイリスオーヤマが8月31日に発売した、5.5合炊きの炊飯器です(実勢価格は22,000円前後)。パンやスイーツにも対応した自動調理レシピが40種類用意されていることや、50銘柄に対応した銘柄炊き分け機能が特徴です。今回はカルボナーラを調理してみました。

  • IHジャー炊飯器 5.5合(RC-IGA50-W)。カラーはホワイト(左)、ライトモカ(中央)、アッシュ(右)の3色で、アッシュとライトモカはEC限定カラーとなります

  • 操作は天板のボタンで行い、設定したメニューはパネルで確認可能。自動調理レシピは麺やパン、スイーツ、おかずなど多彩な料理に対応します

  • 今回作るカルボナーラでは、まずスパゲッティ200gを半分に割って内釜に入れ、そこへ水450ml、ベーコン4枚、顆粒コンソメ小さじ1と1/2、オリーブオイルを追加します

  • 水を投入

  • 調理前の状態。パスタは円を描くように、交互に重ねて入れることがポイントで、くっつきにくくなるそうです。準備が済んだら、自動メニュー1を選んで調理開始

  • 約30分ほどで茹で上がります

  • 茹で上がりを待つ間に作っておいたソースを絡めます。最初は少しくっついていたスパゲッティも、ソースを絡める間にほぐれ、食べるときにはキレイに分かれていました。ソースは生クリーム130mL、卵2個、粉チーズ、大さじ3、塩コショウ適量をボウル内でまぜて作ります。ちなみに今回の分量で2人分

  • こちらが完成したカルボナーラ。スパゲッティの茹で加減も固すぎず柔らかすぎずで、ちょうどよい歯ごたえでした。ソースは好みによって、例えば粉チーズや胡椒を多くするなど調整できそう。調理後はしっかり内ぶた・内釜を洗わないといけませんが、仕事の合間にほったらかしで調理できるのは魅力だと感じました

水も鍋も不要、「低温調理器 ポケットシェフ」でサラダチキン

「低温調理器 ポケットシェフ」(PLTC-M01)は、10月4日に発売したポーチ型の低温調理器(実勢価格は10,000円前後)。ポーチの内部に薄型のフィルムヒーターや温度センサーを内蔵し、耐熱袋で密封した食材をセットすることで、温度と時間を設定して低温調理できる製品です。構造上音が静かなことや、水や鍋を使わず手軽に調理できること、調理スペースをとらないことなどが特徴。今回はポケットシェフで鶏むね肉のサラダチキンを作ってみました。

  • 低温調理器 ポケットシェフ(PLTC-M01)

  • 外装サイズは幅230×奥行き240×高さ10mmと小型かつ薄型。使わないときは省スペースでしまっておけます

  • 内部にあるフィルムヒーター(黒い線の部分)と温度センサー(写真中央の白い部分)。最大80度まで、5度刻みで温度を設定できます。調理時間は最大9時間まで設定可能

  • 食材を真空保存できるフードシーラー「VPF-M60」を使って、鶏むね肉をパックしていきます。もちろん、市販されている耐熱性のあるファスナー付きプラスチックバッグでも問題ありません

  • 専用袋に鶏むね肉を入れます。肉の厚みは3cm以内がめやす

  • 袋の2/3より下の位置に食材を収めます。今回は下味をつけるため、レモン汁小さじ3、砂糖小さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、塩小さじ1/2を一緒に入れます

  • 空気を抜きながら封入していきます。調味料が袋の口側へ上ってくるので、様子を見ながら慎重に空気を抜いていきます(閉じる部分が濡れているとうまく封ができないため)

  • 真空パックで封入された鶏むね肉。鶏肉につやが出るまでよく揉んでおきます

  • いざ、ポケットシェフの中へ。袋はチャック部分(1/4程度)を、食材に重ならないよう折り込んでいます。またポケットシェフは15分ほど予熱しておきます

  • 時間を80度・120分に設定してスタート。稼働中の音がとても静かなことが印象的でした

  • スタートした後に3分クッキング的に登場した、出来上がり直前のポケットシェフ。指定した時間になったら音と「End」の表示で知らせます

  • サラダチキンに変身した鶏むね肉。ポケットシェフから取り出した後は、粗熱を取るためしばらく休ませます

  • 完成したサラダチキン。柔らかくジューシーに仕上がっていました。出来上がりの状態は調理前の肉の温度や肉の厚みなどによって変わるため、もし赤みが気になるようなら、追加で加熱することが推奨されます

豆乳の味しっかり、パックごと作れる「ヨーグルトメーカー」

8月31日に発売した「ヨーグルトメーカー」(IYM-016)は、牛乳パックをそのまま本体に入れてヨーグルトを作れるヨーグルトメーカー(実勢価格は6,000円前後)。牛乳だけでなく、豆乳からもヨーグルトを作れることが特徴ですが、ヨーグルト以外でも、鶏ハムやローストビーフ、甘酒、フルーツビネガーといった発酵食品も調理できます。豆乳から作られたヨーグルトを試食しました。

  • ヨーグルトメーカー(IYM-016)の魅力は、なんといっても紙パックまるごと入れてヨーグルトを作れる手軽さ。ズボラな筆者に刺さりました

  • 成分調整豆乳900mLパックをそのままズドン。パックの上部を開けて市販のヨーグルト100gを入れ、よく混ぜ合わせたあと、自動メニュー7を選び、スタートします。今回は養生テープで蓋部分が留められていました

  • 本体の裏側。自動メニューの内容が書かれています。豆乳ヨーグルトは9時間で完成

  • 出来上がった豆乳ヨーグルト。ヨーグルトらしい酸味がありつつ、味はしっかり豆乳で不思議な味わいでした。無調整豆乳より、調整豆乳のほうがおいしくできあがるとのこと。タンパク質も取りやすそうです