パナソニックは10月17日、Lマウントのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」「LUMIX S5IIX」の新しいファームウエアを10月24日に公開すると発表した。新たに手持ちハイレゾモードに対応するほか、三脚固定時のハイレゾモードは最大8秒の長秒撮影に対応。ピントが合った部分を拡大して表示する機能や、マニュアルフォーカス時の拡大倍率を20倍に高める改良も加える。ファームウエアの更新は無料。

  • Lマウントのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」。実売価格は、ボディ単体モデルが24万円前後、標準ズームレンズキットが28万円前後

10月24日に更新するファームウエアのバージョンは、LUMIX S5IIがVer.2.2、LUMIX S5IIXがVer.1.3。新ファームウエアにより追加される機能は以下の通り。

手持ちハイレゾモード

複数枚の画像合成で高精細な写真を生成するハイレゾモードに、新たに三脚なしで手持ちで撮影できる手持ちハイレゾモードを追加。三脚の持ち込みが不可能な場所でも高精細な写真が撮影できる。

ハイレゾモード撮影時の長秒撮影対応(1秒→8秒)

カメラを三脚に据えて撮影するハイレゾモードは、シャッター速度をこれまでの最大1秒から最大8秒に延長。感度上昇をさらに抑えられるので、よりノイズの少ない高精細な写真が撮影できる。

AFポイントスコープ

フォーカスが合った場所を拡大表示できるAFポイントスコープ機能を追加する。ピントの確認がしっかりできるだけでなく、望遠鏡のように使えるメリットも。

  • ピント位置を大きく拡大できるAFポイントスコープ

MFアシストの倍率を20倍に拡大

マニュアルフォーカス時にライブビューを拡大表示するMFアシストの拡大倍率を最大20倍に拡大。星などの小さな点光源も、ライブビューファインダーのみでしっかりピントを合わせやすくなる。

  • MFアシストの拡大倍率は最大20倍に高まり、星景撮影に便利になった