NTTドコモのモバイル社会研究所は6月15日、シニアのインターネット/スマホ/PCの利用時間についての調査の結果を発表した。
まずインターネットの利用に関しては、60代/70代ともに男性のほうがやや利用時間が長い傾向があるが、それほどの差はない。60代と70代ではインターネットを利用していないという人の割合に大きな差が生じている。
各年代・性別のインターネット利用時間を、スマホ/パソコンのどちらを利用しているかで分析したのが次のグラフ。60代/70代とも、スマホでのネット利用時間には男女でさほどの差がないものの、パソコンでのネット利用時間に大きな差があり、60代で男性1.1時間/女性0.4時間、70代で男性0.5時間/女性0.1時間となっている。このパソコンでのネット利用時間の差が、そのまま男女のネット利用時間の差としてあらわれている格好だ。
また、ネット利用時間を地域別/年代別に分析したのが次のグラフ。60代では近畿・関東が全国平均を上回っており、70代では近畿・関東を上回って北率・甲信越が長い利用時間となっている。
調査概要
- 調査名:2023年シニア調査
- 調査方法:訪問留置調査
- 調査対象:全国・60~79歳男女
- 有効回答数:1,350件
- サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付
- 調査時期:2023年1月