コシナは1月16日、VMマウントに対応する交換レンズ新製品として、中望遠単焦点レンズ「ULTRON 75mm F1.9 VM」を発表した。コーティングの仕様違いで2モデルラインナップしており、メーカー希望小売価格は共通して110,000円前後。2023年2月中の発売を予定する。
VMマウントに対応し、距離計連動式のデジタル・フィルムカメラとの組み合わせで使用できるよう設計したという中望遠レンズ。距離計と連動して撮影できる0.7mからさらに繰り出せるヘリコイドを採用しており、0.5mの最短撮影距離を実現。光学系は新設計の5群7枚構成で、3枚に異常部分分散ガラスを活用して色収差を抑制。結像面の明確さを保ちつつ、球面収差を適度に残してボケと解像のバランスを最適化したという。
製品にはレンズコーティングとしてシングル仕様(SC)とマルチ仕様(MC)の2種類をラインナップする。外装が若干異なっており、MCはモダンな印象のマットブラックペイント、SCにはクラシカルテイストのブラックペイント仕上げをあしらっている。製品には金属製ねじ込みフードとかぶせ式フードキャップが付属する。
- 製品名:ULTRON 75mm F1.9
- 焦点距離:75mm
- 絞り:F1.9~F16
- レンズ構成:5群7枚(異常部分分散ガラス×3)
- 絞り羽根:12枚
- 最短撮影距離:0.5m
- 最大径×全長:56.8×54.1mm
- フィルターサイズ:φ49mm
- 重さ:290g