サンコーは11月30日、日本毛織(ニッケ)グループに同日付けで参入したことを発表した。
今回のニッケグループ入りの決断に際し、両社は具体的なシナジー、グループ入りの意義について何度も面談。その結果、以下の3点において、同社の今後の成長に大きく資するものであるとの確信を得て決定を下したという。
(1)ニッケは衣料繊維事業を祖業としているものの、産業機材事業、人とみらい開発事業、生活流通事業の4つの事業部門それぞれが本業と位置付けられている。サンコーが属する生活流通事業部では、Eコマース事業に強みを持ち事業を展開していることから、新規顧客や新たな事業の開拓が可能なこと
(2)サンコーが長年培ってきた面白くて役に立つオリジナル商品の企画力や製造力、マーケティング力、デザイン力などの知識、経験がニッケグループの中で高く評価され、生活流通事業部門の中核を担えること
(3)ニッケには60社を超えるグループ企業があり、新たに迎えたグループ企業に対して透明性の高い経営体制の構築、組織運営の導入の支援について豊富な経験があること
サンコーは次のようにコメントしている。「本日より当社はニッケグループに入り、経営体制も新たになりますが、ニッケグループとは、事業の主役は我々であること、社員の成長と幸せの追求を最優先に目指すことを約束しています。長年培ってきた我々の知識、経験を活かすことで、より一層高いレベルで業務を遂行できる新しいチャンスであると捉え、引き続き皆さまとともに業務に邁進していきたいと思います。」