キヤノンは11月2日、RFマウント採用のフルサイズミラーレスの新製品「EOS R6 Mark II」を発表した。被写体認識アルゴリズムを「EOS iTR AF X」に一新し、新たに鳥や馬の瞳や全身、モータースポーツの車やバイク、鉄道、飛行機などの被写体が検出できるようになった。動画性能も高め、写真のハイアマチュアユーザーや映像クリエイターの取り込みを狙う。

  • EOS Rシリーズ初の「Mark II」モデルとして「EOS R6 Mark II」が登場! ディープラーニングを用いた被写体検出機能の強化など、トレンド的な機能を搭載した

ラインナップと予想実売価格は以下の通り。発売はいずれも12月中旬の予定。

製品名 予想実売価格
EOS R6 Mark II・ボディー 396,000円
EOS R6 Mark II・RF24-105 IS STM レンズキット 440,000円
EOS R6 Mark II・RF24-105 L IS USM レンズキット 550,000円
  • センサーは新開発の2420万画素CMOSセンサーに一新。画像処理エンジンはDIGIC Xで、常用で最大ISO102400の超高感度撮影に対応。ボディ内手ぶれ補正機構も内蔵する

  • 背面。ボタン配置はEOS R6を継承する

  • 電源スイッチが電子ダイヤルの前方に移動し、左肩は写真・動画の切り替えスイッチが備わったのがトピックだ。シューは、通信用の端子を備えるマルチアクセサリーシューに一新した

  • メモリーカードスロットはSDカードのデュアルスロット

  • メイン基板。DIGIC Xを1基搭載する

  • 低価格&小型&高画質で人気の高い超望遠ズームレンズ「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」を装着したところ

  • 背面液晶はオーソドックスなバリアングル式となる

  • マルチアクセサリーシューを搭載したことで、マルチアクセサリーシュー対応マイクは配線の必要がなく使えるようになった

  • バッテリーグリップ「BG-R10」を装着したところ

  • ボディ内手ぶれ補正機構も内蔵し、ボディ内手ブレ補正のみで最大8段分の補正効果を発揮するレンズもある

  • 電子ダイヤルと同軸になった電源スイッチ

  • 上位モデル「EOS R3」と比べて小型軽量なのがポイント

  • 動画性能も高め、機動的に撮影できる高画質動画カメラとして存在感が高まりそう

  • サードパーティ製のアクセサリーを用いれば大型マイクが接続でき、本格的な音声収録にも対応する

  • EOS R6 Mark IIでの実写画像。馬を認識してピントを合わせている(画像のクリックでオリジナル画像を表示)

  • おなじみの箱崎ジャンクション。常用の最高感度となるISO102400で撮影したものだ(画像のクリックでオリジナル画像を表示)