P&Gジャパンのオーラルケアブランド「Oral-B by Braun」(以下、ブラウン)は9月15日、高機能電動歯ブラシiOシリーズの新製品「オーラル B iO5」「オーラル B iO4」「オーラル B iO3」の3モデルを発表しました。
iOシリーズは、電動歯ブラシのオーラルBシリーズで最大の歯垢除去能力を持つシリーズ。2020年にフラッグシップモデルの「オーラル B iO9」が発売されましたが、現在も実売価格で40,000円前後する高価格モデルです。今回の新製品はいずれも、機能を絞ることで購入しやすい価格としています。オープン価格ですが、推定市場価格はiO5が23,980円、iO4が18,480円、iO3が14,080円。いずれも10月初旬の発売予定です。
オーラルBシリーズ最高の歯垢除去能力を持つiOシリーズ
Oral-B by Braunの電動歯ブラシ「オーラルB」シリーズといえば、丸型回転ブラシが特徴。丸型のブラシが1本の歯を包み込むようにフィットし、しっかり歯全体を磨きます。
そして磁器駆動の「リニアマグネティックシステム」を採用したのが、オーラルBの最上位となる「iO」シリーズです。従来の物理ギアによるモーター式よりも駆動エネルギーをコントロールしやすく、駆動時に歯ブラシの1本1本の毛先まで振動させることで、高い歯垢除去能力を誇ります。
新しい3モデルは、いずれもiOシリーズの歯垢除去能力をそのまま継承。1万円台という普及価格モデルのiO3も、高価格なフラッグシップモデルと同等の歯垢除去能力を備えています。
このほか、現行のiOシリーズが搭載する「スマート押し付け防止センサー」も新モデル共通で装備。スマート押し付け防止センサーとは、ブラシを歯に当てるときに強く押し付ける過ぎると赤く点灯、弱すぎると白色に点灯、最適な力加減だと緑色に光る機能。「強すぎると警告をする」電動歯ブラシはほかにもありますが、パワーが弱いときにも警告してくれる珍しい製品です。
と、ここまではiOシリーズ共通の機能ですが、低価格モデルの新製品(iO5・iO4・iO3)はいくつかの機能を省いています。わかりやすいのは運転モード。最上位のiO9は7つの運転モードを搭載していますが、iO5は5モード、iO4は4モード、iO3は3モードです(それぞれスマートブラッシングモード)。
iO5とiO4はスマートフォンアプリと連携しますが、iO5がAIによるブラッシングガイドを搭載するのに対し、iO4はブラッシング履歴の記録のみ。iO3はスマートフォンアプリとは連携しません。
このほか、iO5のみ付属ブラシとして標準の「アルティメイトクリーン」に加えて、「ジェントルケア」を同梱します。iO3にはトラベルケースが付属しないなど、細かな違いがあります。
フラッグシップモデルのiO9は実売で40,000円前後ですが、現在の高機能電動歯ブラシは10,000円~20,000円がボリュームゾーン。今回の新製品は、まさにこのゾーンを狙った価格帯です。コストを下げるため、iO9からさまざまな機能を省略しているとはいっても、運転モードやスマホ連携、デザイン、付属品の有無といった内容で、歯垢除去能力とは関係のない部分です。いままで「iOの歯をツルツルにする掃除力には興味あるけれど、価格が高くて見送っていた」というユーザーにとっては、魅力的なラインナップになっています。
お笑いコンビ「見取り図」、iOの磨き心地は……?
今回の新製品発表会には、お笑いコンビ「見取り図」(盛山晋太郎氏とリリー氏)、モデルの福田萌子氏が登場。日本大学の客員教授であり、日本歯周病学会理事の若林健史氏とともに、オーラルケアについてトークしました。
盛山氏の「歯を磨くと血が出でる……」というコメントに対し、歯科医師でもある若林氏は「歯ぐきが健康な状態なら血は出ないので、それは歯周病ですね」と断定。
さらに、日本の健康保険の財政がひっ迫している現状にも触れ、オーラルケアをしっかりすることで6,000億円の財政削減効果があると語りました(歯周病は糖尿病を悪化する要因となるほか、肥満や動脈硬化とも関連性があるといわれています)。盛山氏が「(歯周病である)俺が財政悪化の一因!」と大声を出す一幕も。
また、現在妊娠中であるモデルの福田氏は「身体に取り入れるものは口から入ってくるから、口のケアはとても大事」と語り、オーラルケアで母体をケアすることの大切さについてコメントしました。