タムロンは8月18日、ソニーEマウント用の大口径広角ズームレンズ「20-40mm F/2.8 Di III VXD」(Model A062)の開発を発表した。超広角域の20mmから40mmまでをカバーしつつ、開放F2.8通しとしたのが特徴。レンズも、このクラスのF2.8広角ズームとしては軽量コンパクトに仕上げた。超広角ならではの迫力のある表現から、標準域ならではの見た目に忠実な表現が1本で楽しめる個性的なレンズとして、写真愛好家や動画撮影を手がけるVloggerやクリエイターをターゲットにする。
対応マウントはEマウントで、フルサイズに対応する。価格は未定で、発売は2022年秋の予定。
20mmから40mmまでをカバーしつつ、開放F2.8通しとした明るい広角ズームレンズ。レンズの長さは86.5mm、重さは約365gと、このクラスの広角ズームレンズと比べてコンパクトに仕上げた。
タムロンレンズらしく、近接撮影性能も優れる。広角端での最短撮影距離は0.17m、最大撮影倍率1:3.8。
軽量コンパクトに仕上げたことで、カメラグリップやジンバルなどに装着してもバランスがよい。オートフォーカスには静粛性と俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構を採用しており、動画撮影にも向く。
フィルター径は、近ごろのタムロンレンズと同じ67mmに揃えており、フィルターやレンズキャップが共用できる。専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を用いたフォーカスリングのカスタマイズやファームウェアのアップデートにも対応する。