シグマは8月8日、YouTubeでオンライン発表会「SIGMA STAGE ONLINE」を実施し、フルサイズEマウント・Lマウント向けの交換レンズ新製品として「20mm F1.4 DG DN | Art」「24mm F1.4 DG DN | Art」の2製品を発表した。両製品ともに8月26日から発売を予定しており、価格はオープンプライス。希望小売価格は20mmが152,900円前後、24mmが132,000円前後。
20mm F1.4 DG DN | Art
20mm F1.4 DG DN | Artは、同社が保つ技術を全て投入して最高の光学性能を実現し「星景レンズ」の新しい基準を目指して“究極の星景レンズ”をうたう製品。最大級の大型両面非球面レンズなどの採用でサジタルコマフレアや像面湾曲を徹底的に抑制し、20mmの超広角でも画面のすみずみまで星を1点1点描き出せるという。
機能面での充実が図られており、F1.4の明るさながらフロントに82mm径のフィルター装着をサポートし、さらにマウント側のリアフィルター装着にも対応。星景撮影に便利なフォーカスロックスイッチ「MFLスイッチ」を搭載し、鏡筒は過酷な撮影環境を想定した防塵防滴構造で、加えて「レンズヒーターリテーナー」を備えている点がポイント。冷え込みが強まる夜間の星景撮影でレンズヒーターを装着しても、レンズヒーターが前面に飛び出してケラレにくくなっている。
- 対応マウント:Lマウント、ソニーEマウント
- レンズ構成:15群17枚(SLD2枚、非球面レンズ3枚)
- 絞り羽根:11枚(円形絞り)
- 絞り:F1.4~F16
- 最短撮影距離:23cm
- 最大撮影倍率:1:6.1
- 最大径×全長:87.8×111.2mm
- 重さ:635g
- フィルター径:82mm
24mm F1.4 DG DN | Art
24mm F1.4 DG DN | Artは、ArtシリーズのF1.4レンズをどこにでも持っていける製品に位置づけて“日常使いできる星景レンズ”をうたう製品。FLDガラス×2、非球面レンズ×4、SLDガラス×1を組み合わせて諸収差を徹底的に抑制し、ボディのデジタル処理で補正しにくいサジタルコマフレアも低減。24mmの親しみやすい画角で、星景から夜景、室内から建築、風景まで幅広い被写体を快適に撮影できるとしている。
20mmモデル同様にリアフィルターの装着にも対応。防塵防滴構造やレンズ最前面の撥水防汚コート、クリックのON/OFFを切り替えるスイッチなど高い機能性も備えている。
- 対応マウントLマウント、ソニーEマウント
- レンズ構成:14群17枚(FLD2枚、SLD1枚、非球面レンズ4枚)
- 絞り羽根:11枚(円形絞り)
- 絞り:F1.4~F16
- 最短撮影距離:25cm
- 最大撮影倍率:1:7.1
- 最大径×全長:75.7×95.5mm
- 重さ:520g
- フィルター径:72mm