キオクシアは3月23日、PCIe 5.0インタフェースに対応するSSDの第2世代製品「KIOXIA CD8シリーズ」のサンプル出荷を開始した。前モデル「KIOXIA CD7シリーズ」から約14%の性能向上を実現したという。
ハイパースケールデータセンターやエンタープライズサーバーなど、大量のデータを高速に処理する次世代データセンター向けSSD。CD8シリーズでは独自コントローラーと第5世代3次元フラッシュメモリBiCS FLASHを組み合わせており、PCIe 5.0、Open Compute Project Datacenter NVMe SSD 2.0、NVMe 1.4の仕様に準拠する。さまざまな用途やワークロードに対応するため、読み込みのほうが多いリードインテンシブモデルでは960GB~15.36TB、読み書きの両方を利用するミックスドユーズモデルでは800GB~12.8TBモデルまでラインナップ。セキュリティ機能としてSIE(Sanitize Instant Erase)やSED(Self-Encrypting Drive)に対応するモデルも用意する。
フォームファクタは2.5インチ(厚みは12mm)。シーケンシャルリード性能は最大7.2GB/sで、最大ランダムリードは1,250K IPOSを実現する。なお、PCIe 5.0の帯域幅は32GT/sで、PCIe 4.0の16GT/sから2倍に拡張されている。