ニコンは、ミラーレスカメラのフラッグシップモデルとして展開中の「Z 9」において、高速連続撮影可能時間を大幅に延長するという新ファームウェア「Ver.1.10」の提供を予告した。2022年1月5日15時に公開する。
適用することで、これまでより高速連写撮影時間が伸びるファームウェアアップデート。20コマ/秒での高速連写時、2枚の記録メディアを用いる分割記録で撮影時間が伸びるというもので、「RAW(高効率)+ JPEG BASIC(サイズ L)」では約15秒間(従来は約3秒)、「RAW(高効率★)+JPEG BASIC(サイズL)」または「JPEG FINE(サイズL)+JPEG BASIC(サイズS)」では約8秒間(従来は約3秒)撮影できるようになる。
なお、テストではレンズに「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」を装着し、メモリーカードには「ProGrade Digital COBALT 1700R 325GB」を使用したとのこと。2スロットある記録メディアに同じデータを書き込む「バックアップ記録」を用いた場合や、「自動ゆがみ補正」を有効化した場合は、連続撮影時間がやや短くなるとしている。