Logitechは9月8日、ドッキングステーション「Logi Dock」を発表した。「Microsoft Teams」「Google Meet」「Zoom」といった主要なオンライン会議サービスに対応するスピーカー/マイクを内蔵する。「Logi Bolt」に続く、新しい働き方をサポートするデバイスだ。米国での価格は399USドル。2021年冬の出荷を予定している。カラーはグラファイトとホワイトの2色。

コンサルティング会社の米Optimumによると、散らかった仕事環境では生産性が減退すると米国人の77%が感じている。整理整頓された空間はバランスの良い前向きな気持ちや生産性に作用することが明らかになっており、そのため近年ミニマリズムがデザインのトレンドの1つになり、断捨離や整理整頓の達人が注目を集めるようになった。Logi Dockは、スピーカーやヘッドセット、充電用やデータ転送用のケーブルなどで散らかる仕事のデスク周りを整理できるようにデザインされている。

  • Logi Dockでデスク周りを整理整頓

    ケーブルや周辺機器で散らかったデスクを「Logi Dock」ですっきり整理

本体サイズは84.8×160.0×131.5mmで、重量は0.942kg。オーディオ機能に、55mmのネオディミウム・ドライバーのスピーカー、ベースを高めるパッシブラジエータ、キャビネットの振動を抑制するシステムを装備。6マイクのマイクアレイを備える。

オーディオスピーカーとして利用できるほか、オンライン会議では環境ノイズを抑えたクリアな会話が可能。上面のボタンをタップして簡単に、ミュートのオン/オフ、音量の変更、ビデオのオン/オフといった操作を行える。またユーティリティソフト「Logi Tune」を利用することで、カレンダー(Office 365、Google Calendar)と同期され、オンライン会議や予定の通知を受け取ったり(本体下部がライトアップ)、Dock上のボタンのワンタップで会議に参加できるようになる。

ドッキングステーションとして、最大5つのUSB周辺機器と最大2台のモニターの接続、ノートPCへの電源供給をサポートする。背面に、USB-A×2、USB-C 3.1 Gen 1×2、USB-Cアップストリーム、DisplayPort、HDMI、Kensingtonロック、電源などのポートを備え、側面にもUSB-C 3.1 Gen 1ポートを1つ装備する。

対応OSは、Windows、macOS、Chrome OS、iOS、Androidなど。デバイスとのBluetoothペアリングに対応する。