富士フイルムは9月2日、YouTubeで製品発表会「X Summit PRIME 2021」を実施し、APS-Cセンサーを搭載するXシリーズミラーレスカメラの新製品として「FUJIFILM X-T30 II」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格はボディが108,900円、XC15-45mmレンズキットが121,000円。2021年11月中の発売を予定する。
X-T30 IIは、2019年に発売された「X-T30」の内部仕様をシリーズ現行モデルと同等まで引き上げたマイナーチェンジモデル。センサーには「X-Trans CMOS 4」、画像処理エンジンには「X-Processor 4」を搭載し、フラッグシップモデル「X-T4」と同等のオートフォーカス性能を実現。動体追尾アルゴリズムの刷新や-7.0EVでの低照度AF対応、全18種類のフィルムシミュレーション追加などで機能を向上し、快適な撮影が楽しめるとしている。
この他の改良点として、背面の3.0型ディスプレイが約162万ドットに高画素化。瞬時に「AUTO」モードに切り替えるレバーも引き続き搭載する他、シーンに応じてフィルムシミュレーションを自動で選択する「Auto・SPモード」のアルゴリズムも刷新して搭載する。なお、手ブレ補正は前モデルと同様備えない。その他の主な仕様は以下の通り。
- センサー:APS-Cサイズ X-Trans CMOS 4
- 画像処理エンジン:X-Processor 4
- マウント:FUJIFILM Xマウント
- 手ブレ補正:なし
- EVF:0.39型有機ELファインダー 約236万ドット
- 背面ディプレイ:3.0型約162万ドットTFTカラー液晶
- 記憶メディア:UHS-I SDカード×1
- バッテリー:NP-W126S
- 本体サイズ:W118.4×H82.8×D46.8mm
- 重さ:378g(バッテリーとSDカード含む)