イングレート・ジャパンは8月20日、ニコンZマウント用の交換レンズとして、開放F1.4のAPS-C対応レンズ「Viltrox 23mm F1.4」「Viltrox 33mm F1.4」「Viltrox 56mm F1.4」を発表した。APS-Cセンサーを搭載したニコン「Z fc」に向くレンズとして売り込む。Pergearでの価格は、Viltrox 23mm F1.4が35,899円、Viltrox 33mm F1.4が29,999円、Viltrox 56mm F1.4が35,899円。すでに販売中。

  • APS-C対応のZマウント単焦点レンズ3本が登場。いずれもViltroxブランドで、開放F1.4の明るいタイプとなる

Viltrox 23mm F1.4

Viltrox 23mm F1.4は、35mm判換算で35mm相当の単焦点レンズ。レンズ構成は超低分散(ED)レンズ×2枚と高屈折率レンズ×2枚を含む10群11枚で、「HD Nano」多層コーティングにより色収差を最小限に抑制。耐水性も改善している。静音設計のSTMモーターを採用するオートフォーカスユニットにより、高速でスムーズなオートフォーカス環境を提供する。

ファームウェア更新用のUSBポートを搭載し、最新カメラとの互換性を保てる。外装は金属製で、重さは300g。フィルター径は52mm。絞りはF1.4~F16、絞り羽根は9枚、最短撮影距離は30cm。

Viltrox 33mm F1.4

Viltrox 33mm F1.4は、35mm判換算で50mm相当の単焦点レンズ。レンズ構成は超低分散(ED)レンズ×1枚と高屈折率レンズ×1枚を含む9群10枚。レンズ下部にある絞りリングを「A」に合わせると、絞りを自動で調整。手動での絞り調整も可能だ。最短撮影距離は40cm。重さは300gで、そのほかの仕様はほぼ共通。

  • Viltrox 33mm F1.4の作例

Viltrox 56mm F1.4

Viltrox 56mm F1.4は、35mm判換算で85mm相当の単焦点レンズ。レンズ構成は超低分散(ED)レンズ×1枚と高屈折率レンズ×1枚を含む9群10枚で、色収差を効果的に抑制する。最短撮影距離は60cmで、ポートレート、風景、夜景などの幅広い撮影シーンに適している。重さは320gで、そのほかの仕様はほぼ共通。

  • Viltrox 56mm F1.4の作例