リコーとリコーイメージングは、APS-Cセンサーを搭載するフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」を4月23日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、想定売価はボディ単体で28万円。カラーバリエーションにはブラックとシルバーをラインナップする。バッテリーグリップやストラップなどを同梱する「PENTAX K-3 Mark III Premium Kit」も全世界1,000台限定で用意しており、こちらは32万円。
2020年10月27日に開発状況の第一報が明らかにされ、2021年2月18日に発売延期を発表した製品で、今回正式な発売日が確定した形となる。「PENTAX STATEMENT」を体現する製品として一眼レフの本質的な価値にこだわったとしており、クラス最高レベルの光学ファインダー搭載のほか、イメージセンサーや画像処理エンジン、アクセラレーターユニットを一新している。
主な仕様として、センサーはローパスフィルターレス仕様の裏面照射型CMOSセンサー。サイズはAPS-Cフォーマットで、有効画素数は約2,573万画素となっており、画像処理エンジン「PRIME V」や「アクセラレーターユニットII」を組み合わせて最高ISO 1600000での撮影をサポートする。AFシステムは「SAFOX 13」で、-4EVでの低輝度AFにも対応。5.5段分補正を実現する「SR II」をボディに内蔵し、装着可能な全てのレンズで手ブレ補正を利用できるという。
アクセサリーにはバッテリーグリップ「D-BG8(42,000円)」や、ステンレス製ホットシューカバー「O-HC177(4,500円)」を用意。オリジナル仕様のほか、限定モデルとしてボディカラーと同色のバッテリーグリップ、本革製ストラップ、予備バッテリーが付属する「PENTAX K-3 Mark III Premium Kit」も全世界1,000台限定で販売する。
PENTAX K-3 Mark III発売にあわせて、ペンタプリズムに製品ロゴを刻印してプレゼントするキャンペーンを実施。7月18日までに購入して応募すると全員がもらえるという施策で、保証書のコピーとレシートのコピーが必要。詳細は応募方法については発売日にキャンペーンページで公開するとしている。
さらに、製品公式ページに掲載するユーザーレビューを公募する。PENTAX K-3 Mark IIIを使用した感想と撮影した作品を投稿すると、非売品のK-3 Mark IIIロゴ入りメタルホットシューカバーを先着順でプレゼント。投稿受け付けはシューカバーがなくなり次第終了するとしており、投稿したレビューは5月中旬以降に掲載されるという。なお、投稿が多数になった場合は掲載を厳選する場合があるとのこと。詳細は後日ユーザーレビューページにて公開予定だ。