NVIDIAがマイニング専用GPUとして発表した「CMP HX」について、採用しているアーキテクチャが判明したと、米テック系ニュースサイト「VideoCardz」が報じている。「30HX」「40HX」「50HX」はTuringアーキテクチャで、最も高性能な「90HX」はAmpereアーキテクチャを採用しているという。

  • 最もハイエンドな「90HX」はGeForce RTX 3080ベースの製品と見られる

「CMP HX」の発表時、製品のイメージカットとして用いられた画像からAmpereアーキテクチャではないと憶測を呼んでいたが、同誌はTuringアーキテクチャを採用した製品の存在に言及している。NVIDIAは2月25日にデバイスドライバのバージョン「461.72」を公開しており、これに含まれている「ListDevices.txt」の記述から、30HXと40HXへのTuringアーキテクチャ採用が判明したというものだ。

  • 「461.72」を確認すると、たしかに30HXと40HXがTuringアーキテクチャを採用するグループに含まれていることがわかる

  • ダイのイメージカットを見る限り、Ampereアーキテクチャではないのではと噂されていた

なお、マイニング専用GPUはゲーミング製品の基準を満たす仕様ではない。Tensorコア、RTコア、テクスチャマッピングユニット、レンダー出力ユニットを搭載していないか機能していないことが予想されており、映像出力も行えない。