本田技研工業(ホンダ)は10月5日、業務用蓄電機「LiB-AID(リベイド) E500 for Work」を発表した。10月6日から発売する。価格は128,000円(税別)。

  • 業務用蓄電機「LiB-AID E500 for Work」

同製品は、電気保安工事や保守点検などの業務用途に対応する仕様として、持ち運び可能な軽量で小型な電源というコンセプトで開発した業務用蓄電器。瞬間的な過負荷への耐久性が高く、電圧や電流、温度などの情報からバッテリーを常に監視し、過負荷や過電圧などの異常から電装部品を保護する機能を備える。

接続機器の指定周波数や利用地域の商用電源に合わせて、50Hzまたは60Hzの出力を使い分けられる。また、2台目のLiB-AID E500や、ホンダの発電機とつないで並列運転する際、一時的に定格電力を超えるときに不足分を5秒間アシストする機能もある。

ハンドル部分が収納できる「フラットハンドル」の採用により、収納性と持ち運び時の利便性向上を両立。ハンドル部を収納した状態では上面にノートPCなどの機材(最大20kg)を載せることが可能。また、ハンドルのベース部分にあるマウントホールにより同製品の2段積みに対応するほか、本体側面にベルトを取り付けられる肩掛けベルトフックを備えている。

さらに、同製品の使用により機器に故障や破損といった不具合が生じた場合、50万円を上限として修理費用を補償する専用補償「LiB-AID E500 for Work接続機器補償」を付帯する。同社によればポータブル電源を対象とした補償としては国内初とのことだ。

本体サイズおよび重さは、W185×D266×H185mm、約5.6kg。定格周波数は50/60Hz(切替スイッチ付)、バッテリー容量は377Wh、定格出力は300W、最大出力は500W。運転時間は300Wで約1時間、500Wで約35分。充電時間は約6時間。電気出力は交流コンセント×2、USB×2。