Western Digital(ウエスタンデジタルコーポレーション)は7月9日、エンタープライズサーバ向けのHDD「WD Gold」シリーズに、容量16TBと18TBモデルを追加したと発表した。
「WD Gold」シリーズの16TB / 18TBモデルは、Ultrastar 18TB / 20TBで得られたイノベーションを活用した大容量HDDだ。業界で初めてEAMR技術を実用化し、 HelioSeal技術や磁気ヘッド位置決め精度の向上により、圧倒的な面記録密度を達成している。円板構成は9枚。
MTBFは最大2,400,000時間に達し、信頼性や耐久性も向上。3.5インチHDDとして、最高水準となる最大550TB/年のワークロードに対応する。インタフェースはSATA 6Gbps。保証期間は5年間。
また、本年3月から特定の顧客に提供してきたUltrastar DC HC550 CMR HDDの16TB / 18TBモデルを、最高レベルの容量のストレージを求める顧客やデータセンター設計業者などに対して提供を開始する。なお、20TB Ultrastar DC HC650 ホストマネージド SMR HDDは、引き続き認定用サンプル提供を継続するとのこと。
加えて、16TB / 18TB Ultrastar DC HC550 CMR HDDを搭載するUltrastar Data60、Data102 JBOD、Serv60+8の3製品も発表。これらストレージサーバは、4Uサイズで最大1.836PBまでの容量に達する。製品保証は5年間で、来四半期に提供開始予定。