Facebook傘下のOculus VRは6月23日(米国時間)、スタンドアロン型のVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Go」の販売を2020年で終了すると発表した。

  • Oculus Go

Oculus Goは2017年10月に米国で発表されたVRヘッドセット。日本での発売価格は23,800円からと手頃ながら、プロセッサやメモリなどを内蔵し単体(スタンドアロン)で使える簡単さが特徴だった。

すでにOculus Goの公式製品ページ上では、「Oculus Goは販売終了となりました」と目立つ場所に告知がある。販売終了後も製品は使うことができ、システムメンテナンスやバグ修正、セキュリティパッチの提供は2022年まで行われる。しかし新機能の開発は行われず、2020年12月18日以降はOculusストアに新しいOculus Go用アプリの追加を停止する。

現在Oculusは、PCや外部センサーを必要としない一体型の「Oculus Quest」と、PC接続型の「Oculus Rift」を主力のVRヘッドセットとして扱っており、この2製品の販売に注力する考えだ。2021年初めには、Oculus Storeを介さずともQuestアプリを販売できる新しい方法を提供するとしている。

  • Oculus Goの製品ページ。販売終了の告知がある