米Qualcomm Technologiesは5月10日(現地時間)、Snapdragon 765Gの後継となるSnapdragon 768Gモバイルプラットフォームを発表した。7nmプロセスで製造されたゲーミングデバイス向けのSoCで、Snapdragon 765GからCPU性能やGPU性能が向上している。
Snapdragon 768GはSnapdragon 765やSnapdragon 765Gと同じく、5G対応のX52 5G Modem-RF Systemを統合し、ミリ波帯、Sub6を含む5G通信や、マルチSIM、120Hzディスプレイなどをサポート。
CPUはKryo 475、GPUはAdreno 620で、この構成はSnapdragon 765Gと同等ながら、CPUクロック周波数がSnapdragon 765Gの最大2.4GHzから向上した最大2.8GHzとなっているほか、グラフィックスではレンダリング性能が約15%向上。GPUドライバーのアップデートにも対応する。
イメージセンサープロセッサは、デュアル14bitのSpectra 355。シングルカメラで36メガピクセル、デュアルカメラで22メガピクセルに対応する。通信機能はWi-Fi 6(IEE802.11ax)ほか11a / b / g / n / acのWi-Fiや、 Bluetooth 5.0に準拠。WPA3セキュリティもサポートする。
なお、Snapdragon 768G搭載のコンシューマ向けスマホ第1弾として、Xiaomi(シャオミ)のRedmi K30 5G Racing Editionが発表されている。