米Qualcomm Technologiesは、インド時間の1月20日、Snapdragonシリーズの新型SoC「Snapdragon 720G」「Snapdragon 662」「Snapdragon 460」を発表した。すべて4G、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1対応で、5G移行が比較的遅い新興国市場に向け投入する。720G搭載スマホは2020年第1四半期、ほかは2020年末までに登場する見込み。
Snapdragon 720Gは、モデル名に「G」がつくゲーミングスマホ向けのSoCで、CPUコアに8nmプロセス製造のKryo 465(8コア, 2.3GHz)、GPUコアにAdreno 618を搭載し、ミドルレンジ級の性能を持つ。通信モデムは統合型のSnapdragon X15 LTEで、通信速度は下り最大800Mbps。既存のSnapdragon 730Gと同様に、「Snapdragon Elite Gaming」と呼ばれる、HDR表示などを含むゲーム向け機能群を搭載している。
Snapdragon 662はCPUコアに11nmプロセスのKryo 260(8コア, 2GHz)、GPUコアにAdreno 610を搭載。通信モデムは統合型のSnapdragon X11 LTEで、通信速度は上り最大150Mbps、下り最大390Mbps。
Snapdragon 460はエントリー向けで、CPUコアに11nmプロセスのKryo 240(8コア, 1.8GHz)、GPUコアにAdreno 610を搭載。通信モデムは統合型のSnapdragon X11 LTEで、通信速度は上り最大150Mbps、下り最大390Mbps。