オーバークロックも可能な新型Athlon

AMDの「Athlon 3000G」は、Athlonとしては初めて、3000番台の型番を付けたモデル。2コア/4スレッドは従来と同じだが、エントリー向けながら、倍率アンロックになっており、オーバークロックを楽しめるのが大きな特徴だ。グラフィックスは、3コアのRadeon Vega 3を内蔵。TDPは35Wだ。価格は7,500円前後と安い。

  • AMDのAPU「Athlon 3000G」。製品には、CPUクーラーも同梱されている

  • 既存の「Athlon 240GE」とクロックは同じ(3.5GHz)だが、3000GはOCが可能

M.2 SSDを最大7枚搭載可能なX299マザー

MSIの「Creator X299」は、Intelの新型「Core X」(10000番台)に対応するE-ATXマザーボード。名前の通り、クリエイター向けのモデルとなっており、付属の拡張カード「M.2 Xpander-Aero」を使用すれば、M.2 SSDを合計7枚まで搭載することができる。ネットワーク機能も、Aquantiaの10GbE、IntelのGbEとWi-Fi 6と強力。価格は68,000円前後だ

  • MSIの「Creator X299」。オシャレな白いパッケージで登場している

  • 製品には、マザーボード本体のほか、2枚の拡張カードが付属する

新型Core X向けに、CPU周りの電源を強化。12フェーズのデジタルPWM(各90A対応)を搭載するほか、8ピン電源を3個用意しており、優れたオーバークロック性能を備える。また、DisplayPortとThunderbolt 3を2ポートずつ搭載する拡張カード「Thunderbolt M3」も製品には付属している。

新型Core Xに対応するX299チップセット搭載マザーボードとしては、今週はGIGABYTEから「X299X Aorus Master」も登場している。スペックは既存モデル「X299 Aorus Master」に近いが、Realtekの2.5GbEがAquantiaの5GbEに強化されている点などの違いがある。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店での価格は43,780円。

  • GIGABYTEの「X299X Aorus Master」。E-ATXのゲーミングマザーだ

  • 基板レイアウトは従来モデルに近い印象。マイナーチェンジ版と言える

5種類のSuper付きGPUが全て出揃う

NVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 1650 Super」を搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。Super付き5種類の中ではローエンドのGPUで、性能は従来のGTX 1650/1660の間となる。ただ、消費電力がGTX 1650の75Wから100Wに増えた結果、6ピンの補助電源が必須となった点には注意が必要だ。価格は2万円台前半が中心。

  • ASUSの「TUF-GTX1650S-O4G-GAMING」。TUFブランドで高速なモデルだ

今回、入荷が確認できたのは以下の各モデル。デュアルファンのスタンダードなモデルのほか、シングルファンのショート基板モデルなどがラインナップしている。

メーカー 製品名 クロック 価格
ASUS TUF-GTX1650S-O4G-GAMING 1800MHz 25,000円前後
ASUS PH-GTX1650S-O4G 1770MHz 23,500円前後
MSI GeForce GTX 1650 Super Ventus XS OC 1740MHz 23,000円前後
MSI GeForce GTX 1650 Super Aero ITX OC 1740MHz 22,500円前後
GIGABYTE GV-N165SWF2OC-4GD 1755MHz 24,000円前後
ZOTAC GeForce GTX 1650 Super Twin Fan 1725MHz 22,000円前後
Palit GeForce GTX 1650 Super StormX 1725MHz 19,800円(ドスパラ)
  • MSIの「GeForce GTX 1650 Super Aero ITX OC」。カード長は172mm

  • GIGABYTEの「GV-N165SWF2OC-4GD」。デュアルファンの高速なモデルだ

  • ZOTACの「GeForce GTX 1650 Super Twin Fan」。デュアルファンを搭載

  • Palitの「GeForce GTX 1650 Super StormX」。カード長は168mmと短い