VAIOと東映、クラフターは22日、多人数が同時にVR映画を鑑賞できるVR設備を、東京・新宿にある映画館「新宿バルト9」(シアター7)に常設すると発表した。常設は2019年4月からで、2019年4月4日に開催される、学校法人角川ドワンゴ学園の「平成31年度N高等学校バーチャル入学式」が最初の活用事例となる。

  • 新宿バルト9で行われているVR映画鑑賞サービス「映画でVR!」

同社は2017年12月に、3社共同事業「VRCC(VR Cinematic Consortium)」の発足を発表。2018年7月に日本初となるVR映画興行「映画館でVR!」の先行体験上映を実施しており、これに先駆けた2018年6月に、STU48を招いたメディア体験会も行っている。

  • 2018年6月に行われた「映画でVR!」メディア体験会に登場したSTU48の皆さん

通信制高校の角川ドワンゴ学園 N高等学校は、開校した2016年4月に「Gear VR」、2017年4月に「Microsoft HoloLens」、2018年4月に「ハコスコ」と、例年VRゴーグルを活用したバーチャル入学式を実施している。今回は2019年4月4日に、新宿バルト9でVRCCの設備を使い、バーチャル入学式を開催。式の様子はニコニコ生放送でも生配信される。

3社は映画以外でも、映画館で本格的VR設備を活用できるイベントの促進を図り、今後も新しい楽しみ方を提案するとしている。