キヤノンは2月14日、フルサイズミラーレス「EOS RP」の発表に合わせ、6種類のRFレンズの開発を進めていることを明らかにしました。描写性能を重視した大口径タイプのズームレンズや単焦点レンズが中心で、“大三元ズーム”として人気のあるF2.8の超広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの3本も含まれます。ファミリーなどの入門層に向くコンパクトな高倍率ズームレンズもあり、入手しやすい低価格レンズのラインアップ充実も期待できます。
今回発表した6種類のレンズは、いずれも2019年中の発売を目指しているとのこと。掲載した写真はイメージで、外観に変更が加わる可能性もあるそうです。詳細な仕様や価格などはすべて未定となっています。
RF24-240mm F4-6.3 IS USM
10倍のズーム比を持つ高倍率ズームレンズ。Lレンズではないため、手ごろな価格で入手できそう。
RF15-35mm F2.8 L IS USM
開放F2.8で15~35mmの超広角域をカバーする大口径広角ズームレンズ。広角タイプながらIS(光学式手ぶれ補正機構)を内蔵するのがポイントです。
RF24-70mm F2.8 L IS USM
開放F2.8で24~70mmをカバーする、写真ファン待望の大口径標準ズームレンズ。IS(光学式手ぶれ補正機構)も搭載しています。
RF70-200mm F2.8 L IS USM
開放F2.8で70~200mmをカバーする大口径望遠ズームレンズ。EFマウント版と比べて全長がかなり抑えられているように見えます。RFレンズの特徴であるコントロールリングは、レンズマウント寄りに配置しています。
RF85mm F1.2 L USM
ポートレート撮影に向いた開放F1.2の大口径望遠レンズ。IS(光学式手ぶれ補正機構)は搭載していません。
RF85mm F1.2 L USM DS
キヤノン独自の蒸着膜技術を用い、なだらかなボケの描写を可能にした派生モデル。効果はスイッチで切り替えるのではなく、F値を変えることで効果が現れてくるとのことです。製品名の「DS」は「Defocus Smoothing」の略。