キヤノンマーケティングジャパンは10月3日、キヤノン電子製のドキュメントスキャナ「imageFORMULA」シリーズより、A4対応コンパクトモデル「DR-C225W II」と「DR-C225 II」を発表した。

  • 「DR-C225W II」「DR-C225 II」

給紙された原稿がUターンして本体前部に収まる搬送機構「ラウンド・スキャン」を搭載するA4ドキュメントスキャナ。「DR-C225W II」はWi-Fi対応モデル、「DR-C225 II」はUSB 2.0専用モデルとなっている。10月10日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税別)はDR-C225W IIが42,800円、DR-C225 IIが37,800円。

排紙スペースが必要ないため、省スペースでの設置と運用が可能。2枚の原稿が送られてしまった場合に、リタードローラーが2枚目の原稿を抑えて分離させ1枚ずつ搬送するリタード方式を採用。この「ダブらんスキャン」により、読み取りエラーを減らした効率良いスキャン作業を可能にしている。複数枚で構成される複写伝票などをスキャンするときのために「非分離モード」も搭載。

最大トレー積載量は約30枚で、スキャン速度は、A4片面200dpiで約25枚/分、A4片面600dpiで約13枚/分。機能面では、最適なサイズで読み取る「用紙サイズ自動検知」、原稿内容の傾きを検知し補正する「斜行補正」、画像の向きを正しくそろえる「文字向き検知」、原稿の白紙面を消去する「白紙スキップ」などに対応する。

同梱ソフト「CaptureOnTouch」では、スキャンデータの生成、仕分け、編集が可能。各種クラウドサービスへのデータ転送も行える。センサーにはCISを使用し、光学解像度は600dpi。本体サイズはW300×D156×H300mm、重量は約2.8kg(DR-C225 IIは約2.7kg)。

同時に、従来機種よりも読み取り速度が向上したA3対応ドキュメントスキャナ「DR-G2140」と「DR-G2110」、大きさや厚さの異なる用紙を読み取れるA4対応コンパクトモデル「DR-C230」、USB接続専用スキャナを無線LANや有線LANのネットワーク環境で使用できるようにするネットワークインタフェースオプション「WA10」を発売する。

発売日は「DR-G2140」、「DR-G2110」、「DR-C230」が10月10日、「WA10」が12月上旬。価格(税別)は「DR-G2140」が1,120,000円、「DR-G2110」が840,000円。「DR-C230」、「WA10」はオープン価格で、店頭予想価格(税別)はDR-C230が44,800円、WA10が20,000円。