Macを使いこなせば、仕事でも趣味でも一通りのことがこれ1台でこなせるようになります。この連載では初心者の皆さんからの質問をもとに、Macの基礎の基礎をレクチャーしていきたいと思います。今回はMacを買った時、最初からインストールされているアプリはどんなものなのか紹介します。
Q4:Macを買っただけでどんなことができるの? アプリは入ってるの?
A:趣味系アプリなら「写真」「iMovie」「GarageBand」が使えます
今のMacには初期状態で利用できるApple製のアプリが入っており、購入するだけでほとんどのことができるようになっています。今回はそれらのアプリを紹介していきましょう。アプリはQ1で紹介したLaunchpadから、あるいはDockから起動できます。
まずPCを購入してやりたいこととして挙げられるのが撮影した写真の管理でしょう。Macにはそのものズバリ、「写真」(※写真はそのままなので、アプリを指す場合には「写真」アプリと呼称します)というアプリが入っており、これを使うことでデジタルカメラで撮影した写真、iPhoneで撮影した写真を簡単に整理したり、編集できます。
「写真」アプリを起動すると、何も入っていない場合はカードリーダーなどから読み込むように指示されます。USB接続のカードリーダー(カードスロットがある場合はカードを差し込む)にデジタルカメラのメモリカードを差し込むと、自動的に内容を読み込み始めます。
読み込まれた写真は日付、ピープル(人物の顔)、撮影地(GPSデータ)などを元に自動分類されます。またアルバムを作ったり、メモリという機能で旅行の思い出を自動的にまとめることができます。iPhoneを使っている人は、「iCloudフォトライブラリ(撮った写真や動画をAppleが提供するクラウドサービス「iCloud」に自動でアップロードしてくれる機能)」を利用していれば、撮影した写真、動画も自動的に同期されます。
写真を選んで画角や明るさ、シャープなどを使ったり、フィルタを適用して画質を修正するといったこともできます。写真を切り抜いて合成するなどの加工がない限り、「写真」アプリだけで写真の管理は可能です。
家族旅行でiPhoneで撮影した動画などを編集したい場合に使われるのが「iMovie」です。こちらは動画編集アプリで、「写真」アプリに取り込んだ動画を並べて編集できます。
基本的な動画編集機能以外に、テーマに沿った背景を使った「予告編」という機能も利用できます。こちらはすでにどのような動画を用意すればいいかの「絵コンテ」が用意されており、それに沿った動画を撮影して差し込めば、『インディ・ジョーンズ』やホラー映画の予告編風のショートムービーを簡単に作成できます。
音楽制作がしたい!という人には「GarageBand」というアプリがあります。
こちらはループと呼ばれる素材を並べて曲を作る簡単なものから、ソフトウェア音源とMIDIキーボードを使って演奏を記録したり、ケーブルを繋いでギターを録音するといった本格的なものにまで対応できるアプリです。楽器初心者用にムービーを見ながら楽器を学ぶ「レッスン」も受けられます
今回は趣味系アプリについて紹介しました。次回は表計算、ワープロ、プレゼンなどのお仕事系アプリを紹介します。