米Microsoftは2月8日 (現地時間)、同社の開発者カンファレンス「Build 2018」の日程を発表した。開催期間は5月7日から9日まで。会場は米ワシントン州シアトルのWashington State Convention Center。参加申し込みの受け付け開始は2月15日、フルカンファレンス・パスの価格は2,495ドルだ。

同じ週に5月8日から10日の日程で、米Googleが米カリフォルニア州マウンテンビューで開発者カンファレンス「Google I/O 2018」を開催する。偶然か、それとも意図して重ねたのかは分からないが、今年はBuildとGoogle I/Oの日程が2日間重なっており、両方のカンファレンスに参加していた開発者、アナリストや報道関係者は参加するカンファレンスを選択しなければならなくなった。

Microsoftは春にリリースする予定のWindows 10の次期メジャーアップデート「Windows 10 Redstone 4 (RS4)」の開発を順調に進めており、 3月7日に開催する「Windows Developer Day」で、その詳細を開発者向けに説明する。Build 2018の頃には、Windows 10 RS4がリリース済みである可能性が高い。

昨年のBuildでは、初日の基調講演で「モバイルファースト、クラウドファースト」を進化させた「インテリジェントクラウドとインテリジェントエッジ」という構想を公表、2日目に「Windows 10 Fall Creators Update」を披露した。今年もクラウドで処理したAIや機械学習のモデルのエッジデバイスへの展開、秋のWindows 10のメジャーアップグレードなどがトピックになる可能性が高い。2月6日に計画の詳細を公表したWindows 10プラットフォームでのプログレッシブWebアプリ (Progressive Web Apps)のサポートもカンファレンスに集まる開発者が注目する話題になりそうだ。また、米国での報道では、以前からWindows Core OSまたはAndromedaOSとして開発が噂されていたWindows OSのモジュラー化を公表する可能性も指摘されている。