キヤノンマーケティングジャパンは12月3日、東京・品川のキヤノンSタワーにおいて、写真家オーディション「SHINES (シャインズ)」の最終選考会を一般公開した。
自分の写真集を代官山 蔦屋書店で
SHINESは、次世代を担う新たな才能の発見を目的とした写真家のオーディションで、今回が初めての開催となる。年齢やプロ・アマチュアを問わず応募が可能。入選者には、写真集を制作し、代官山 蔦屋書店で展示・販売できる権利が与えられる。今回の応募者数は約650名で、二次選考通過者が約150名、その中からさらに絞られた22名が今回の最終選考会にてプレゼンテーションを行った。
当日はファイナリストの22名が、8名の選考委員の前でプレゼンテーションを行い、自身の作品を懸命にアピールした。選考基準には写真のクオリティだけでなく、独自の視点やコミュニケーション能力、行動力、情熱、将来性などが含まれ、その人の作家としての総合力が評価される。
8名の選考委員はアートやデザイン、映像、出版、流通業界などで活躍する、多彩な顔ぶれが集まった。クオリティの高い作品が集まったことで審査は難航したが、入選者は以下の通りに決定。各審査員が入選者を1名ずつ指名し、合計で8名が表彰された。
SHINES選考委員と入選者 (ともに敬称略)、選評
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 村井詩都 | 内田まほろ (日本科学未来館 キュレーター) |
| 選評 | |
| いわゆるスポーツ写真という分野だけでなく、こういった若い女性が素敵な写真を撮っているということでこれからも分野を広げた活躍が期待できる。写真展における未来を変えていただきたい | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 北上奈生子 | 江川賀奈予 (代官山 蔦屋書店 アートコンシェルジュ) |
| 選評 | |
| 写真から生きづらさや実直さを感じた。イメージしたときに展示や写真集を売ってみたいなと思った | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 石井靖久 | 梶川由紀 (何必館・京都現代美術館 キュレーター) |
| 選評 | |
| 作品もプレゼンテーションもスマートで素晴らしかった。こだわりがすごくある方。お医者さんとの二足の草鞋で大変でしょうが、これから世界にどんどん出ていってもらいたい | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 赤木遥 | 川本康 (コマーシャル・フォト統括編集長) |
| 選評 | |
| 本日のプレゼン、それも最後の質問で評価が変わった。本来私はウェットな写真が好きではないが、元カレを写した写真、その写真集を今後も2冊、3冊と作っていただければ | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 上田優紀 | 品川一治 (映像プロデューサー) |
| 選評 | |
| 僕だけでなく皆さん審査に悩まれたと思う。最終的には自分がお金を出して買いたいという視点から上田さんを選んだ | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 藪口雄也 | 竹中直人 (俳優/映画監督) |
| 選評 | |
| どれも素晴らしい作品ばかりだった。中でも藪口君の内なる闇の部分が深く伝わってきて、悲しみや憤りなどいろいろな思いが写真の中に詰まっていたのが感じた | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| 嶋田篤人 | 濱中敦史 (twelvebooks) |
| 選評 | |
| 最終審査のプレゼンを聞いて、自分が期待していた力を持った作家さんだと思った。ニヤリとさせる作品などもあり、今後の可能性を感じさせてくれた | |
| 入選者 | 選考委員 |
|---|---|
| アバロス村野敦子 | 町口覚 (グラフィックデザイナー/パブリッシャー) |
| 選評 | |
| 昔からあるものに対して、自分達がいるところを必死でつなげようとしている姿勢の写真がポートフォリオに入っている。いい写真集ができるのではないかと思い、本の作り手として選出した | |


