都内でも冬将軍の訪れが近付いていると感じる11月の末日、編集部にドスパラ広報部から挑戦状と言うか、脅迫状と言うか、招待状と言うか、ちょっと変わった案内状が送られてきた。いまどき、メールじゃなくて封書かと思って開けてみると「ドスパラ札幌店で探偵を探せ」とある。え?何で札幌?何で探偵?と訝しく思いながらも、出張費で行ってきて良いという話になったので、懇請に従って旅支度を済ませ、羽田空港へと向かった。

  • 編集部に届いた案内状(?)

ドスパラ札幌店で待っていたのは、同店の店長、小林寛史さん。今回、筆者を呼び寄せるという企ての首謀者の一人である。はじめましての挨拶の後、いや、実はですねと切り出されたのは、12月9日、10日の2日間に亘って実施される、ドスパラ札幌店のリニューアルオープン1周年記念の大感謝祭の話題だった。

  • ドスパラ札幌店の店長・小林寛史さん

正確に言うと「大」はつかなくて、「ドスパラ札幌店 感謝祭」と銘打たれているらしい。が、その中味は「大」と題して偽りのないような充実したものになるようだ。さっそくそのコンテンツを紹介、と行きたいところだが、その前にドスパラ札幌店の各フロアを案内しておこう(もったいぶらずにさっさと行けよという声が聞こえてきそうだが、これ、当日、重要な意味を持つのだ。多分)。

お店の顔とも言える1階はデジノスPCとゲーミングPC/デバイスの取扱いでお馴染みの「GALLERIA Lounge」という構成。陳列されている商品は全部、手にとって試用することができる。道内随一を誇る品揃えで、ゲーマーなら一度は覗いておきたいフロアだ。

  • ゲーマーなら一度は覗いておきたい「GALLERIA Lounge」では、ゲームイベントも随時開催。その他、クリエイター向けの新品PCなども展示されている

2階は自作パーツを中心に一般ユース用の液晶モニターなどが展示されている(ゲーミング向けの液晶モニターは1階で展開)。同じフロアにある「ドスパラボ」では展示品すべてを試せるようになっている。工具類の貸し出しサービスも行っているほか、組み立てのスタッフ付き添いサービスなども実施している。

  • 自作パーツを中心とした2階には「ドスパラボ」を設置。展示品は全部、ここで試せる。初心者向けのパーツキットなども用意

3階はデジタル雑貨を扱う「上海問屋」に中古コーナー、秋葉原店でもお馴染みの「ドスパラ VRパラダイス」という構成。中古コーナーでは「リノベーションPC」も購入できる。コンディション良好な中古マシンに新品のビデオカードなどを取り付けて販売するという形態で、本格的なゲーミングPCが5万円台から手に入る。

  • 雑貨も扱う某書店を彷彿とさせる手書きのポップにパッションを感じる「上海問屋」。中古コーナーの価格表示はバーコードを添えたデジタル表示にするなど、ディスプレイにも工夫を凝らしている

4階は修理などのサービス、VRパラダイスの予約、中古品の査定などを行っている総合受付を設置。待ち合いスペースは広々としており、自動販売機でスタッフ一押しのドリンク類を買って順番を待つことができるという、ちょっとしたカフェになっているのだ。

  • 4階は各種サービスの総合受付。スマホの除菌・抗菌処置サービスなども

4階のリラックス空間はもちろんだが、どこのフロアも「ついつい長居してしまう」ような至れり尽くせりのサービスを行っているのが札幌店の特徴だ。また、雑貨も扱う某書店を彷彿とさせる手書きのポップは、自分たちもお気に入りの商品をお客様にも是非!、というスタッフの熱いパッションが感じられ、とても好感が持てる。

  • 階段にはIntelの歴代CPUを展示。ちょっとした空間でも楽しんでもらおうという演出がニクい

その、「ついつい長居してしまう」お店で、さらに長居してもらおうというのが、今回の企画である。まず、当日、iOS/Andorid用「ドスパラアプリ」のチェックイン機能を利用すると、365円分のドスパラポイントが付与される。

  • ドスパラアプリはiOS/Andorid用を用意。イベント参加前にダウンロードして会員登録を済ませておこう

365円分というのはもちろん、リニューアルオープン1周年とかけているのだが、1コインにも満たない額となると、乾電池か乾電池、もしくは乾電池くらいしか買えるものはないのではないだろうかと感じることだろう。だが、上海問屋では、その予想を軽く裏切る商品群が待っている。スマホ用滑落防止リング(185円)、スマホを利用する加湿器(286円)、iPhone 6/6sシリーズ用LEDフラッシュケース(277円)、USB 3.0→Type-C変換コネクタ(185円)など、結構いろいろなものが買えるのだ(以上、税抜き)。

  • 365円分のポイントで買えるもの。左からスマホを利用する加湿器、iPhone 6/6sシリーズ用LEDフラッシュケース、スマホ用滑落防止リング(上)、USB 3.0→Type-C変換コネクタ(下)

また、期間中に商品を購入すると、最大で10,000円分の買い物ポイントが当たるガラポンに挑戦できる。限定特価品も多数用意されているので、買った分だけ元が取れるなんてことを期待しちゃっても良いと思う。

  • 最大で10,000円分の買い物ポイントが当たるガラポン

  • 限定特価品の一部

さらに、参加型イベントも準備する。「探偵はLABOにいる!」と題された、某映画インスパイア企画では、各フロアに散りばめられた謎を解き、探偵の居場所を突き止め、探偵が一体誰なのかを暴く。筆者に送られてきた「ドスパラ札幌店で探偵を探せ」という案内状は、これのことだったのだ。

  • 参加型イベント「探偵はLABOにいる!」

サンプルの問題をいくつか見せてもらったのだが、スタッフの個人的体験に基づく問題が多く、フロアにヒントが隠されてはいるとはいえ、ハッキリ言って、奇問難問の嵐。だが、質問主が誰だか分った場合、その人を呼び止めて、こっそり解答を聞くというのもアリとのことなので、気軽に声をかけてみよう。正解するとスタッフからPC製作に必要なパーツが書かれたカードが渡される。それらを集めることで解答に近付ける。

  • 問題に正解するとスタッフからカードが渡される。ここに解答に近付くための秘密が隠されている

このゲームを楽しむためにもう一つ、アドバイスしておくと、実は本稿のどこかに、核心に迫る重要なヒントが隠されている。答えが解らなかったら、当日、スマホかタブレットで熟読してみるのをオススメする。

  • スタッフを呼び出すための緊急用解答カウンター

この日は5階を特別に開放。ここではVRライドシミュレーター「SIMVR」を使った『BLAST×BLAST』の体験とスコアアタックイベント、ドライビングゲーム『Forza Motorsport 7』の、同じく体験とタイムアタックイベントが実施される。ともにアタックイベントでは、高得点獲得者に豪華景品がプレゼントされるとのことだが、それらに加えて、「マイナビニュース賞(仮)」が設けられている。取材時に出した筆者のスコアを越えた挑戦者に授与され(予定)、賞品も用意されているから(決定)、是非、トライしてほしい。賞を獲得したら、是非、編集部に報告してほしい。

  • 筆者が『BLAST×BLAST』で叩き出したスコア。アッサリ越えられる数字だと思うので、是非、チャレンジしていただきたい

こんな感じで『BLAST×BLAST』をプレイしてきた

さらにさらに、豪華ゲストを招いた店頭イベントも開催される。出張ドスパラTV公開収録となっている「ASUS AURA SYNC World inドスパラ」は、ASUSの担当者が登壇し、製品についての濃厚な解説が聞けるトークセッションが。トークセッションは9日の13時と15時に実施予定だ。参加者には豪華なノベルティがプレゼントされる。10日は「プロゲーマーと遊ぼう!」と題してゲームイベントを実施。札幌のプロゲーミングチーム「Naturals北海道」とゲームを楽しめ、プロゲーマーに勝利するとドスパラポイントが付与される。こちらは、第一部が12時~14時、第二部が15時~17時となっている。

  • ドスパラTV公開収録に、プロゲーマー相手のチャレンジイベントも

どれもイベントの参加費は無料。これは長居せずにはおられまい。スタッフも読者の皆さんの来店を心待ちにしているので、アニバーサリーの二日間、目いっぱいドスパラ札幌店で遊んでいってほしい。