12月6日 (米国時間)に、米Appleの「Apple TV」で「Amazon Prime Video (Amazonプライム・ビデオ)」アプリと「Live Sports」(米国のみ)が利用できるようになった。
tvOS用の「Amazon Prime Video」アプリは、今年6月にAppleの開発者カンファレンス「WWDC 2017」においてAppleが「Apple TV 4K」を発表した際に、今年後半の登場を予告していた。これまでAmazonのFire TVシリーズやゲーム機向け (PlayStation、Wiiなど)には用意されていたが、Apple TVやGoogleのAndroid TVなどには提供されていなかった。
米Amazonが6日にリリースした「Amazon Prime Video」アプリのバージョン5.0からtvOS用アプリも利用できる。同アプリを通じて、Amazon PrimeのメンバーはPrimeオリジナルシリーズや5,000タイトル以上の映画・ドラマが揃ったAmazon Instant VideoなどをApple TVで視聴できる。Amazonは4K HDRコンテンツを豊富に用意しており、Apple TV 4Kでは迫力のあるリアルな映像を楽しめる。なお、tvOSではバージョン11.2からApple TV 4Kにおいて、TVがサポートするフレームレートおよびダイナミックレンジへのアップスケールとビデオのオリジナルのままの再生を選択できるようになった。
「Amazon Prime Video」アプリはAppleの「Apple TV」アプリに対応しており、同アプリが提供されている地域では、Siriリモートやユニバーサル検索機能を用いてAmazon Prime Videoのコンテンツを検索可能。Apple TVアプリの新エピソードの通知やオススメ機能からAmazon Prime Videoのコンテンツを発見できるようになり、それらはiPhone/iPad、Apple TVの間で同期される。再生途中のコンテンツの視聴の続きを異なるデバイスで再開することも可能。
「Live Sports」は、スポーツチームをフォローし、Apple TVアプリに新たに設けられたスポーツ・タブやUp Nextから試合のライブ中継や関連する番組などの情報をユーザーが得られるようにする。試合開始時間を知らせるオンスクリーン通知にも対応する。